政府の知的財産戦略本部内に置かれた「デジタル・ネット時代における知財制度専門調査会」の第3回会合が5月29日に開かれ、その資料が公開されています。 <検討経過報告>では、これまでの議論をまとめ、デジタル情報技術の進展のメリットを活かし、新たなネットビジネスの発展や技術開発を促すとともに、クリエーターの創作インセンティブを高めるための基盤を確立するには、著作権制度の見直しが必要であるとして、改革が必要な課題を挙げています。 そのうち、「検索サービスの適法化」など緊急性の高い課題については「知的財産推進計画2008」に盛り込み、法改正を目指すとしています。また、今後検討するべき課題には、日本版フェアユース(公正使用)規定の導入が挙がっています。なお、図書館に関わる課題としては「図書館等における資料のデジタル化等を推進するための法的環境の整備」が盛り込まれています。 デジタル・ネット時代における