明治時代の廃藩置県(1871年)以来、一部で決まっていなかった熊本・宮崎県境について、総務省は9月30日付の官報で画定を告示した。 画定したのは、熊本県水上(みずかみ)村と宮崎県椎葉村の境界付近の約1.7キロ。これにより、水上村の面積は1.15平方キロ減り、椎葉村は同じ面積が増えた。面積は、地方交付税の算定基準になっており、熊本県と水上村は交付税が減り、宮崎県と椎葉村は増える。 県境の画定作業は水上村が呼びかけて本格化し、昨年11月に両村で合意。今年6月の両村議会の議決を経て、8月に総務省に届け出ていた。