両備グループ(岡山市北区)は10月1日付で、傘下の両備ホールディングス運営の両備バス事業の一部を、岡山電気軌道運営の岡電バスに移管する。岡電が市内を、両備は郊外を中心とする運行路線に“住み分け”させて効率化を図る。 これにより、JR岡山駅東口バスターミナルの岡電バス乗り場を集約し、岡山市内バス路線の方面別乗り場を分かりやすく区分・表示し、利用者の利便性を向上させる。また岡電運営の路面電車の東山線と清輝橋線の100円区間が、岡電のバス定期券でも利用できるようになる。 路線バスの集約・再構築は小嶋光信・同グループ代表が公共交通復権を提言した「エコ公共交通大国おかやま構想」の一環という。 両備から岡電に移管されるのは新岡山港方面が5路線、妹尾方面3路線、中庄方面3路線、クラーク高校方面1路線の計12路線の21系統で免許キロにして30・8キロ。 また両備の桑野営業所(岡山市中区)、島田車庫(同北区