中国製栄養剤でドーピング違反? ギリシャ11選手発覚2008年4月10日21時50分印刷ソーシャルブックマーク 【北京=阿久津篤史】重量挙げのギリシャ代表11選手にドーピング違反が発覚した。「国技」とも呼ばれる人気競技のスキャンダルに、ギリシャ国内は大騒動になっているという。原因は選手に栄養補助食品を提供していた中国の工場のミスだったと報じられ、北京五輪に向けて食の安全やドーピング撲滅を訴えたい中国も大わらわだ。 中国の国家食品薬品監督管理局は10日記者会見し、上海にこの工場があることを認めて調査を始めたと発表した。外国通信社によると、工場側はギリシャ側に書面で謝罪し、複数の有毒な発がん性物質が偶然に加わったと説明したという。同管理局は「書面は存在するが、報道の内容と完全には一致していない」。違いを報道陣に追及され「まだ調査は初歩段階」と歯切れの悪い受け答えだった。 アサヒ・コムトップへ