在韓米軍関係者は12日、北朝鮮が5回目の核実験を強行したのを受け、米空軍のB1戦略爆撃機を韓国に飛来させると述べた。米軍による核攻撃能力を誇示し、北朝鮮の新たな挑発行動を牽制する狙い。米領グアムに配備されたB1を派遣するとみられる。 当初12日に韓国上空を飛行する予定だったが、離陸場所の天候悪化で13日に延期したという。 米軍はまた、韓国軍と合同で10月10~15日に韓国西方の黄海と南部済州島沖で行う演習に、横須賀基地(神奈川県)が母港の原子力空母ロナルド・レーガンを派遣することも決めた。 米軍は今年1月、北朝鮮の4回目の核実験から4日後にB52戦略爆撃機を韓国に飛来させた。 米軍は8月、米領グアムに従来のB52に代わってB1を配備。B1はグアムから約2時間で朝鮮半島に到達できる。(共同)