オーダーは「坂本真綾で“正義と悪が裏返る”パンクロックを」 ──曲作りはどのように進めていったんですか? 原 どんな曲がいいんだろうと思って聞いてみたら、ディレクターさんから20個ぐらい箇条書きで、アニメの監督さんの意向などが書かれたメモが送られてきて。「正義と悪が裏返っちゃうような曲」「パンクロックを基調に」みたいな。俺の中では全部加味して作ったつもりなんですけど。 ──「坂本真綾でパンクロック」というのはその時点で難題すぎる発注ですよね。 坂本 そもそも私が監督さんからオファーを受けた段階で「それ、私が歌うということで本当に間違いないですか?」って確認したぐらいなんです(笑)。間違ってオファーしたんじゃないかって。そのぐらい監督から出てくるアイデアが意外なものだったので、本当に私でいいのかななんて思いながらも……「正義と悪が裏返る」という感覚は私もわかるなあって興味を引かれたんです。で