ギターを手に記念撮影に応じる米ギブソン・ギターのヘンリー・ジャスキビッツ会長(写真左)とティアックの英裕治社長=東京都中央区 ギター大手の米ギブソン・ギターは29日、音響機器のティアックを子会社化すると発表した。ティアック株の54・4%を持つ投資ファンドのフェニックス・キャピタルから、公開買い付け(TOB)で全株を買い取る。高いブランド力を生かし、ティアックが手がける録音用機材や家庭用AV機器に進出する。TOBは4月1日からで、価格は1株31円。29日の終値(58円)より47%安い。買収額はフェニックス分だけで約48億円となる。ティアック製品のギブソンブランドでの販売や、新製品の共同開発を検討しているという。 ギブソンはAV機器やパソコンを作るオンキヨーにも13・31%出資しており、物流や販路を3社で共有するなどの提携を進める。ギブソンのヘンリー・ジャスキビッツ会長は「日本のクールな製