菅直人首相の増税志向は凄い。8日午後、首相公邸で笹森清内閣特別顧問と会い、「このまま赤字国債を発行するような状態は、2年先(の予算で)は無理だという意識を非常に強く持っている」と述べたと報じられた。 ここまで菅首相が財務省官僚のいうとおりになるとは、今さらながらあきれるが、メディアでも財政再建のために消費税増税はやむなしの論調は多い。 まず、財政の現状を確認しておこう。2011年度予算について歳入92兆円のうち国債発行額が44兆円で、税収の41兆円より大きいとマスコミでしばしば報道される。 ここで、あたかも国債発行額44兆円の赤字があるように言われている。これはミスリーディングだ。国際的な観点からの財政赤字とは、この1年間で国債残高がいくら増えるという観点から計算される。日本はその点独自の国債発行額を計上している。つまり国債発行額を水増ししている。 国際的な基準で再計算すると財政赤
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