オーストラリアで活動調査を目的に、ミツバチの背中に装着されたマイクロセンサー(2015年8月25日公開、CSIRO提供)。(c)AFP/CSIRO 【8月25日 AFP】オーストラリアの科学者らは25日、世界中でミツバチの個体数が減少していることを受け、主な要因の解明を目指す世界的な活動の一環として、ミツバチにマイクロセンサーを装着する計画を明らかにした。 世界の植物の70%、また人間が食べる野菜や果物の3分の1の授粉を行っているのはミツバチで、昨今の急激な個体数の減少は、食糧安全保障に懸念を引き起こしている。 研究者らはミツバチ減少の原因として、「蜂群崩壊症候群」として知られるコロニーの成虫の大量突然死や、バロアと呼ばれる吸血寄生ダニ、農薬、気候の変化などの脅威を挙げている。 オーストラリア連邦科学産業研究機構(Commonwealth Scientific and Industrial