9-11日に当地で行われたF1世界選手権の第5戦スペインGPで、小林可夢偉(27)が所属するケータハムを含む2チームのマシンが、F1の前座レースとして併催されたGP2(F1への登竜門シリーズで、格付けはF1直下のカテゴリー)の有力チームより遅いことが明らかになった。 戦略などにあまり左右されない予選のタイムで比較すると、可夢偉が出した21番手タイム(1分30秒375)はGP2では14位に相当。GP2の予選に出走した26台のうち、半分にあたる13台に負けたことになる。事実、2009年までGP2の名門に所属した可夢偉は、F1の今季開幕前の合同テストでケータハムのマシンに乗り、「GP2の速いとこに負けとるわ」と語っていた。 ケータハムにとって直近のライバルであるマルシャの2選手のうち、上位のチルトン(英国)が出した18位タイム(1分29秒586)でも、GP2では4位にしかなれない。