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HDRに関するtetsu_1895のブックマーク (55)

  • 裏口の猫 | Photo by awazo.com

    建物の裏口の前で二匹のが屯していた。一匹はお座りしながらじっと扉の方を眺めていて、もう一匹は辺りをウロウロしている。二匹は餌をねだっているようだった。でも、が見詰めている扉は開くことはないはなかった。 餌の時間が来ているのかどうかは分からない。でも、の様子を眺めている限りでは、もう来てしまっているのだろう。そして、餌をくれる人が現れるのを切に願っているように見える。は不安そうな視線を閉じられたままの扉に注ぎつつけていた。

    裏口の猫 | Photo by awazo.com
  • マンゴー売りとリクシャー | 写真とエッセイ by awazo.com

    町角に出した椅子に男が腰を下ろしていた。前には台が置かれている。男はコルカタの路上でマンゴーを売っているのだ。テーブルの上にはマンゴーが山積みになっている。でも、残念ながらここはあまり人通りがない。男の店にも誰もいなかった。男はじっと椅子に腰掛けたまま客が来るのを待っているのだ。 そんな屋台を眺めていると、通りの向こうからリクシャーが走ってきた。座席には二人のアバヤを被ったイスラム教徒の女性が座っている。目以外の全身を覆っていて、とても暑そうに見えるけれど、これは余計なお世話だろう。ふたりがマンゴーに興味を示すかどうか、じっと見守っていたけれど、ふたりはマンゴーには一切の興味を示すこともなかった。ふたりを載せたリクシャーはそのまま走り去っていったのだった。

    マンゴー売りとリクシャー | 写真とエッセイ by awazo.com
  • スカイツリーと人力車 | 写真とエッセイ by awazo.com

    信号待ちをしていると、目の前を人力車が通り過ぎていった。ここ浅草は都内随一の観光地で、日国内はもとより海外からも大勢の旅行者が訪れている。そして、このような古めかしい人力車はそのような観光客を運んで周辺の名所を巡っているのだった。歩くのは疲れるし、かといって車で回るのは面倒だから、人力車の上から町並みを眺めるのはお手軽で良いのかもしれない。インドと違って人力車は公共交通機関ではないのだ。 ふと、遠くに目をやるとスカイツリーが空の聳えているのが見えた。こうやって見ると。押上に建っているスカイツリーも浅草から近くにあるように見える。

    スカイツリーと人力車 | 写真とエッセイ by awazo.com
  • 山のようなマンゴーと男 | 写真とエッセイ by awazo.com

    町角には粗末なお店があって、中では男が大量のマンゴーに囲まれて座っていた。傍らにある二つの籠はマンゴーで一杯になっていて、男の前の床にもマンゴーが山積みになっている。これらは皆売り物だ。男の小さなお店はマンゴーで溢れかえっていたのだった。後ろの壁には申し訳程度にバナナが掛けられている。 男は写真を撮れ撮れと五月蠅かったのに、いざレンズを向けると、先程までの調子は何処へやら。険しい顔つきになってしまった。残念。

    山のようなマンゴーと男 | 写真とエッセイ by awazo.com
  • 路地に黄色のタクシー | 写真とエッセイ by awazo.com

    なんの変哲もないコルカタの住宅街の中を歩いていると、道の先に一台の黄色いタクシーが停まっているのが見えた。地元の人はリクシャーばかりに乗ってタクシーを使うことはあまりない。このような場所で客待ちをしているとは思えないから、運転手の家が近くにあるのだろう。この辺りに人通りはあまりなく、真昼間なのに閉じているアパートの窓もある。この年季の入ったアパートのどこかに運転手の家があるのだろう。 コルカタの町を走っているタクシーはみな同じヒンドゥスタン・アンバサダーという古い型のものだけれど可愛らしい。この車のベースとなっているのはイギリスで1956年に生産が開始された「モーリス・オックスフォード シリーズⅢ」で、その生産設備ごとヒンドゥスタン・モーターズが買取り、1958年よりインド国内で生産が開始されているものなのだという。つまり、この車のスタイルは半世紀以上も前にデザインされたものなのだ。でも、

    路地に黄色のタクシー | 写真とエッセイ by awazo.com
  • 二本の角を持つ男 | 写真とエッセイ by awazo.com

    都会の人は他人に無関心だと言われることは多いが、この大都市には当てはまらないような気がする。町を歩いていると、大勢の人が外人である僕と、僕が持っているカメラに惹き付けられるようだった。写真の陽気な男もそのひとりだ。男は真っ赤な角を二生やしていた。 人は角をかなり気に入っているようだ。実際とても似合っていた。得意顔で僕の前に立ちはだかると、意気揚々とファインダーに収まってくれた。そんな様子を後ろにいた男も楽しそうに眺めていた。

    二本の角を持つ男 | 写真とエッセイ by awazo.com
  • 赤いフォルクスワーゲン・トランスポーター | 写真とエッセイ by awazo.com

    歩道橋の上に立って、上から往来を眺めていた。雨の日だった。ちょうど信号が青に変わったばかりで、横断歩道の上を幾つかの傘が歩いている。その後ろの方には、古いフォルクスワーゲンのワゴンが走っているのが見えた。 公式の型番はフォルクスワーゲン・タイプ2というらしい。味気ない名前だ。これはやはりトランスポーターと呼ぶのが相応しい。白と赤の二色に塗られたトランスポーターは、やはり赤く塗られた路面に似合っていた。時が経っても、そのスタイルは可愛らしい。

    赤いフォルクスワーゲン・トランスポーター | 写真とエッセイ by awazo.com
  • 店先に並べられた羊の頭 | 写真とエッセイ by awazo.com

    肉屋の男は包丁で手際よく山羊を解体した。解体が終わると、肉片はお店ですぐに売られるのだった。あらかた肉は売れてしまったけれど、店頭には山羊の頭が残っていた。羊頭狗肉なんていう言葉があるけれど、ここで売られているのは正真正銘さきほど捌いたばかりの頭だ。 この辺りでは、肉だけでなく頭も売られているのをよく見かける。頭だけ買う人なんているか不思議に思ってしまう。カレーの出汁にでも使うのだろうか。それでも、タンクトップを着た肉屋は意気揚々と客が来るのを待っている。 肉片が床に散らばっていて、沢山の蝿が飛び交っている。ここでは、冷蔵設備なしに肉を売るのは普通のことだった。

    店先に並べられた羊の頭 | 写真とエッセイ by awazo.com
  • 男たちがまだ熟していないバナナの房を頭に乗せて競りの会場まで運んでいた | 写真とエッセイ by awazo.com

    コルカタの町を歩いていると、偶然に路上で開かれている果物市場に出くわした。市場の一角ではバナナの競りが行われている。競りの会場は混雑していて、大勢の人が働いていた。見ていると、次から次へとバナナが運び込まれていて競りにかけられていた。 トラックでここまで運ばれてきた大きなバナナの房は、人夫が頭に載せて競りの会場まで運んでいる。写真のふたりの男も大きな房を頭上に載せて、競り会場の手前で順番を待っているのだった。房は巨大でとても重そうに見える。彼らは強靭な首を持っているに違いない。 運ばれるバナナはどれもこれも、まだ緑色だ。バナナはまだ緑のうちに収穫をして、店頭に並ぶまでに黄色に熟すようだ。

    男たちがまだ熟していないバナナの房を頭に乗せて競りの会場まで運んでいた | 写真とエッセイ by awazo.com
  • 男の頭が見る見るツルツルになっていた | 写真とエッセイ by awazo.com

    ムルシダバッどの町角に小さな床屋があった。客が椅子に腰掛けていて、床屋が仕事をしている最中だった。カメラを向けても、床屋は手を止めることはない。お客の頭を手際よく剃り続けていて、見る見るうちに頭はつるつるになっていく。よく見てみると、口髭は残したままだ。頭の毛を全部剃った後に、剃るつもりなのかもしれない。 ちなみに、この辺りの床屋では髪をシャンプーしてもらうことは叶わない。床屋の中には椅子と鏡が置かれているだけで、水回りの設備はないのが普通だ。

    男の頭が見る見るツルツルになっていた | 写真とエッセイ by awazo.com
  • バイクに乗ったふたつの顔 | 写真とエッセイ by awazo.com

    列車のチケットを買った後、ひとりで道を歩いていた。するとバイクにまたがった二人の男がやって来て、僕の前に停まった。そして、バイクに跨ったまま話しかけてきたのだった。何か因縁でも付けられるのかと心配したが、そうではない。 僕が駅でチケットを買うのを見ていたようで、僕が乗ろうとしていた列車が事故で運休になるかもしれないということをわざわざ教えてくれたのだった。確かにさっき切符を購入したばかりだった。普通に買ったつもりだったけれど、そんなに目立っていたのだろうか。ふたりはそれだけを僕に伝えると、風のように走り去ってしまった。顔はちょっと怖かったけれど、なんて優しい人なのだろう。

    バイクに乗ったふたつの顔 | 写真とエッセイ by awazo.com
  • 玩具店の店頭にいた男の子 | 旅と写真とエッセイ by オザワテツ

    道端にちっちゃなおもちゃ屋があった。店主と思しき男が陳列された商品の横に腰を下ろしている。売られているのは玩具だけではなかった。お菓子も売られている。そんなお店を眺めていると、幼い男の子がやって来た。お店の前に立ち止まった男の子は背一杯右手を伸ばしている。どうやら、ちょっと上の方にあるビスケットの箱を手に取りたいようだ。小腹でも減っているのだろう。クリケットのバットだったり、ボールだったり、遊び道具が目の前に並んでいるのだけれど、男の子の視界には入っていないようだ。 よく見てみると、店主の横にはキンマの葉も広げられている。子供向けのものと同時に大人向けのキンマの葉も売られているのだった。お店はとても小さかったけれども、取り扱っている商品は多岐に渡っていた。

    玩具店の店頭にいた男の子 | 旅と写真とエッセイ by オザワテツ
  • 宗教施設として機能していなくとも、今日も太陽のピラミッドはテオティワカンでそびえている | 旅と写真とエッセイ by オザワテツ

    テオティワカンは紀元前2世紀から紀元6世紀まで実際に使用されていた巨大な宗教都市遺跡だ。かつてはメソアメリカの中心都市だったこともあるのだという。しかしながら7世紀頃から衰退し初めて、そのうち放棄されてしまったようだ。今では宗教施設として使われることはなく、メキシコ有数の観光地になっている。遺跡の中央にある大きな目抜き通りである死者の大通りを大勢の観光客がのんぼりと歩いていた。 ちょっとした高台に登って遺跡を見渡してみると、遠くの方に太陽のピラミッドがそびえていた。遠くにあるのに太陽のピラミッドは大きい。さすがテオティワカンのシンボルにもなっているだけのことはある巨大さだ。

    宗教施設として機能していなくとも、今日も太陽のピラミッドはテオティワカンでそびえている | 旅と写真とエッセイ by オザワテツ
  • パン屋にあったスコーン | 散歩と写真とエッセイ by オザワテツ

    散歩していたらパン屋を見つけた。小さなパン屋だった。棚には沢山のパンが陳列されている。写真のスコーンもそのパン屋で売られていたものだ。どれもこれも美味しそうに見える。 でも、どれもこれもが小振りだった。写真で伝えるのは難しいのだけれど、かなり小さい。もし僕が西洋人なら一口でべられそうなくらいの大きさだ。それどころか、体の大きな人だったら、怒り出してしまうかもしれない。でも、興味位で買ってみた。美味しそうな外見に違わず、やはり美味しかった。

    パン屋にあったスコーン | 散歩と写真とエッセイ by オザワテツ
  • 浅草寺の桜と五重塔 | 散歩と写真とエッセイ by オザワテツ

    桜の花が境内に飾られていた。飾られていただけで、境内に桜の木がある訳ではない。普段はそこに桜の木などないのだ。花見の季節に合わせて特別に飾られているのだった。赤く塗られている建物が多い境内に、桜の淡いピンクはよく似合っていた。 桜の向こうには五重塔が見える。元々は江戸時代に建立された塔が建っていたのだが、1945年の東京大空襲時に焼失してしまった。現在の塔は1971年に再建されたものだ。今現在は参拝客がのんびり過ごしている境内にも、戦時中には爆弾が降り注いでいたのだった。

    浅草寺の桜と五重塔 | 散歩と写真とエッセイ by オザワテツ
  • 地元の人たちが利用するのは高価なタクシーよりも人力で動くリクシャーだ | Photo by awazo.com

    ホテルの窓から顔を出して往来を眺めていた。道路脇に黄色のタクシーが停まっていた。窓が開いていて、客待ちをしている運転手の姿が見えた。客待ちをしながら横に立っている男とおしゃべりをしていた。 インドでは地域ごとにタクシーの色が決まっている。ここコルカタのある西ベンガル州の色は黄色だ。ホテルの前では客待ちしているタクシーがいても、地元の人たちはそれほどタクシーを利用しているようには見えない。地元の人にとってタクシーはちょっと高い乗り物のよう。最も利用されているのは今でも人力で動くリクシャーだ。

    地元の人たちが利用するのは高価なタクシーよりも人力で動くリクシャーだ | Photo by awazo.com
  • 三人の少女 | Photo by awazo.com

    三人の女の子がおっかな吃驚で近寄ってきた。興味もあるのだけれど、同時に見知らぬ外国人が怖くもあるようだ。男の子や大人の男が近づいてくるのは珍しくないけれど、女の子もカメラに惹きつけられて僕のところにやって来るのだった。雨宿りをしていると、大勢の地元の人が僕を一目見にやって来る。一体何人の写真をここで撮ったのか分からないくらいだ。 でも、大人の女性はあまり来ない。大人の女性は必要以上に近づいて来ないような気がした。宗教が関係しているのかもしれない。

    三人の少女 | Photo by awazo.com
  • 五人の子供たち | Photo by awazo.com

    道端で出会った好奇心旺盛な子どもたち。男の子も女の子もみな写真を撮られるのに興味津々だ。カメラを構えると、子どもたちはカメラの前に集まって楽しそうに笑ってくれた。 この辺りにいる大人の女性の中には写真を撮られるのを嫌がる人もいるけれど、この女の子たちにはそんな雰囲気は微塵も感じられない。女の子は溢れ出でてくる好奇心に素直に従うのかもしれない。そして、家に帰ったら家族に話すのだろう。今日、外国人に写真を撮ってもらったよ、と。

    五人の子供たち | Photo by awazo.com
  • 男と電卓 | Photo by awazo.com

    口髭を蓄えた男がお店のカウンターの中に腰を下ろしていた。お店の中で一番どしんと構えているので、この男が店主に違いない。目の前にあるカウンターは綺麗な青だ。カウンターの上には書類と電卓が見える。整理整頓が行き届いているようだ。そして、男の後ろの壁には赤い花が活けてあった。 男は腰を落ち着けて寛いでいて、お店の雰囲気も穏やかだった。見たところ、もう商品の出荷も入荷も帳簿付けも終えてしまっているかのようだった。

    男と電卓 | Photo by awazo.com
  • 一輪の花を持つ男 | Photo by awazo.com

    市場の中を徘徊していると、写真の髭の男が声を掛けてきた。写真を撮ってくれと言う。カメラを構えてシャッターを切ろうとすると、男は普通に写真を撮られても面白くも何とも無いと感じたようだ。 近くにあった一輪の花を掴んで、ポーズを取ることにしたようだ。さらには頬杖を突きながら僕のことを見始めた。もちろん、顔には穏やかな笑みが浮かんでいる。申し訳ないけれど、モジャモジャの口髭と一輪の花は、あまり合わないような気がした。

    一輪の花を持つ男 | Photo by awazo.com