揺れるペンライトに3面の大型スクリーン。飛び交う声援。ここはフェス?アイドルのコンサート会場?否、福岡市の私立高校が開催した正規の「体育祭」だ。新型コロナ対策と熱中症予防のために初めて夜間に実施したところ、今までの体育祭とはすっかり“別物”に。光の演出も相まってエンターテインメント性が高まり大盛況のうちに幕を閉じた。高校側も所期の目的を達成できただけでなく生徒の満足度も上がりほくほく顔だ。 RKB鑪加奈「午後6時を過ぎました。大勢の生徒が集まっています。これから始まるのは夜の体育祭です」 高校創設以来の「夜の体育祭」に臨んだのは、福岡市にある福岡第一高校と第一薬科大学付属高校の生徒約2300人。新型コロナ対策として時間を短縮し、密を避けるために競技はリレー競技の3種目に絞られた。両校にとって体育祭の開催は3年ぶりのことだ。すなわち、1年生から3年生までのすべての生徒が「夜の体育祭」はもちろ