京成電鉄は10月22日、スカイライナーの増発などを伴うダイヤ改正を2024年11月23日より実施すると発表した。あわせて、モーニングライナー、イブニングライナーの料金体系変更も変更する。
モーニングライナーとイブニングライナーを距離制料金に改定
主な変更点は以下のとおり。
●夜間のスカイライナー増発と停車駅増加
上りスカイライナーは、成田空港駅発21時台の列車を1本増発。21時から23時まで20分間隔での運行となり、夜間に成田空港へ到着する航空便から乗り換えやすくなる。
下りスカイライナーについては、京成上野駅19時40分発と20時20分発の2本の停車駅に青砥駅と新鎌ヶ谷駅を追加。こちらは成田空港や沿線の利便性向上を図る改正だ。
●平日朝のアクセス特急の一部始発駅を変更
平日朝の一般列車では押上駅6時11分発のアクセス特急（同駅始発）を、京急線からの直通列車（神奈川新町駅始発）に変更し、押上駅での乗り換えを不要とする。
●モーニングライナーとイブニングライナーの特急料金を改定
朝夕に京成線経由で運転される「モーニングライナー」「イブニングライナー」については、これまで全区間一律（大人450円／小児230円）だった特急料金を、乗車距離に応じた体系へ変更する。
改定後の料金は下記のとおり。乗車距離40kmまでは現行と同額か値下げ、41km以上は値上げとなる。
改定後のモーニング／イブニングライナー特急料金（大人／小児）
・〜20km……250円／130円
・21〜40km……450円／230円
・41〜48km……500円／250円
・49〜65km……600円／300円
・66〜70km……950円／480円
ダイヤ改正と料金の変更は11月23日から。なお、京成線と直通運転する都営浅草線や京急線でも、同日にダイヤ改正が予定されている。