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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第90回

M Z-01Kレビュー 1回目

開ける2画面スマホ「M Z-01K」キワモノだが進化している

2018年03月15日 12時00分更新

文● 林 佑樹 編集●ASCII編集部

 スマホのデザインといえば、フルフラットかエッジが丸みを帯びているかといったくらいで、各社とも似たような形状が続いていた。そこにひょっこり現れたのが2画面スマホ「M Z-01K」だ。ドコモとZTEの共同開発したことが話題を呼んだ。かつて登場した「MEDIAS W」の遺伝子が濃く残る端末で、SoCの性能が上昇した2018年現在なら良好な端末といったイメージで、購入を検討している人もいるだろう。

 そこで今回は4回に分けて、M Z-01Kは買いなのかをチェックしていく。

ドコモの春モデルとして登場した「M Z-01K」(ZTE製)

 M Z-01Kは、2つのディスプレーを持っている。従来のスマホの裏面にもディスプレーがあり、外側に開くことで1つのディスプレーとして運用したり、各画面ごとに異なる情報を表示したりと、ちゃんとしたマルチタスクが可能なのが特徴だ。表と裏のディスプレーは、それぞれ5.2型。開いた場合は約6.8型になる。カメラのある側がメイン画面、裏面に相当する側をサブ画面と識別しており、機能アイコンを見るとA画面、B画面と呼ばれている。

A画面だけ使用する「通常モード」

それぞれの画面で異なるアプリを実行できる「2画面モード」

A画面と同じ映像をB画面に表示する「ミラーモード」

ひとつのディスプレーとして使用する「大画面モード」

 以上のように4つのモードがあり、シーンに応じて使い分けていくことになる。この点は次回以降で触れるが、クセがあるのは2画面モードくらいだ。

 本体サイズは151mm×72mm×12.1mm、重量約226g。2017年以降のスマホと比べてみると、厚みと重量がある。これはもちろん、ディスプレーがふたつあるのと、変形機構によるものだ。ちなみに開いた状態でカメラのある側は厚み約8mmで、持つ場合は基本的にこちらにあるだろう。

 正面にはカメラとLEDがあり、また受話口はスピーカーを兼ねている。背面にはディスプレーのみ。右側面にヒンジがあるため、左側面にボタン類が集中している。ボリュームボタンと電源ボタン、ファンクションボタンがあり、電源ボタンは指紋センサーを搭載とdocomoの生体認証サービスに対応。ファンクションボタンは、長押しでカメラアプリが起動、2回連続押しでスクリーンショット実行となっているが、いまのところ変更できる設定項目はない。今後のアップデートに期待だ。

本体上部。ヘッドフォン端子のサブマイクがある

本体下部。左からマイク、USB Type-C、スピーカー

左側面にはファンクションボタン、電源スリープボタン、ボリュームボタンがある

右側はヒンジ

カメラとLEDライトのある側がメイン画面

普通のスマホ形態

 また変形するため、自立させやすい。2in1のようにテント側で自立させたり、L字型にしても自立させることができるほか、ディスプレーに引っかけておくともできるため、PCのサブディスプレー的に使いたいときに周辺機器を使用しなくても済む。このあたり、M Z-01Kの便利なところだといえるだろう。

PCとセットの運用がやりやすい

ディスプレーに引っかけても安定する

ドコモ「M Z-01K」の主なスペック
メーカー ZTE
ディスプレー 5.2型液晶×2
画面解像度 1080×1920ドット×2
サイズ 約72×151×12.1mm
重量 約230g
CPU Snapdragon 820
2.2GHz+1.6GHz(クアッドコア)
内蔵メモリー 4GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 7.1
最大通信速度 下り最大500Mbps
VoLTE
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ画素数 リア:2030万画素
バッテリー容量 2930mAh
FeliCa/NFC ×/×
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 ×/×
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
連続待受時間(LTE/3G) 約410時間/約440時間
連続通話時間(LTE/3G) 約980分/約640分
カラバリ Black

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