7月11日、第12回モバイル広告大賞贈賞式が、ANAインターコンチネンタル(東京)で開催された。モバイル広告大賞は、モバイルマーケティング会社のD2Cが2002年から実施している広告賞。今回は、2012年4月1日から2013年3月31日間の、各種モバイル端末を使った広告、キャンペーン、マーケティングの事例が対象で、グランプリおよびマーケティング部門とクリエイティブ部門での各賞が審査された。審査は、早稲田大学商学学術院教授の恩藏直人氏を委員長とした8人。
オンライン注文を加速させたアプリにグランプリ
グランプリは、「Domino's App feat. 初音ミク」(ドミノ・ピザ・ジャパン)。iOS専用アプリで、ピザの注文・届け先の指定、初音ミクとピザの写真撮影、バーチャルライブの視聴などの機能がある。
アプリは8万件以上ダウンロードされ、App Storeランキングで1位を獲得。キャンペーン開始から1カ月時点でピザの注文は5万件以上、キャンペーン開始から1週間でプロモーションムービーは60万回以上再生された。
記憶に残ったコカ・コーラやKDDIのマーケティング
マーケティング部門では、ペットボトルに印刷した年代とシリアル番号を使って、専用サイトで1957〜2013年の楽曲を聴ける「Share a Coke a Song」(日本コカ・コーラ)にベストフェクティブネス賞、スマートフォンアプリを活用してイベントなどを開催した「驚きを、常識に。FULL CONTROL YOUR CITY」(KDDI)にベストブランディング賞が贈られた。
心が弾んだモルツの広告や日産のアプリ
クリエイティブ部門では、スマートフォン版Yahoo! JAPANトップページに掲載したビールの注ぎ方やプレゼント情報などへの誘導に冷蔵庫の動きを使った「ザ・プレミアム・モルツ」(サントリービジネスエキスパート)のディスプレイ型広告にベストアド賞、iPhoneに向かって叫ぶだけで車をコントロールするゲーム「VOICE DRIVER」(日産自動車)にベストアプリケーション賞が贈られた。
そのほかの賞についてはモバイル広告大賞のホームページで詳しく紹介されている。