ロック画面から直接「カメラ」アプリを起動できる
基本的にカメラとしての機能は従来通りだが、UIを中心に使い勝手が向上している。特に便利なのが、ロック画面でのカメラ起動の方法だ。従来のiOSでは、画面がロックされている状態からカメラで撮影する場合、まずロック解除を行なったあとで、カメラアイコンをタップして立ち上げるという作業が必要で、このひと手間のためにシャッターチャンスを逃すということがあった。
iOS 5では、画面オフの状態、あるいはロック画面でホームボタンをダブルタップすると、従来通りの音楽操作パネルが表示されるとともに、ロックスライダーの隣にカメラアイコンが表示される。
これをタップすると、すぐにカメラアプリが立ち上がる。暗証番号の入力などロック解除作業は不要で、起動したカメラアプリでそのまま撮影可能だ。また撮影後は、ホームボタンを押してカメラを終了させると、ロック解除の画面に戻る。その場で撮影した画像のプレビューはできるが、それ以外の画像に関してはロックを解除しないと閲覧できないようになっており、セキュリティにも配慮されている。
iOS 5では、この改良によってシャッターチャンスにすぐにカメラを起動できるようになったのが特徴だ。ちょっとしたことのように思うかもしれないが、いちいちロック解除をする必要がないのは非常に快適だ。
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