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オンキヨーから新開発スピーカー採用のサラウンドシステム登場

2010年09月28日 15時00分更新

文● ASCII.jp編集部

「HTX-55HDX」

「HTX-55HDX」。手前がアンプ内蔵サブウーファーで奥のテレビの前にあるのがスピーカー

 オンキヨーから、新型スピーカーユニットを採用したサラウンドシステム2機種と、拡張性を重視したシアターラック1機種が発表された。

「クラストロン」のスケルトンモック

「クラストロン」の振動板をスケルトンにしたモック。5つに区切られているのが分かる

 新開発のスピーカーユニット「クラストロン」は長方形で薄いのが特徴。ユニットの中に5つの振動板が搭載されており、3つのボイスコイルによりこれらを駆動させる。

 従来のスピーカーのようにリスナーに対して音が半円状に広がるのではなく、スピーカーユニットから一直線に音が放射されるため、音の反射やロスが低減されるという。

 新製品はバータイプの横置きスピーカーが付属する「HTX-55HDX」(10月22日発売、予想実売価格5万5000円前後)と、縦長ポールタイプのスピーカーが2本付属する「HTX-77HDX」(11月25日発売、同7万円前後)の2種類。どちらもアンプ内蔵のサブウーファーが付属する。

HTX-55HDXのスピーカー部

HTX-55HDXのスピーカー部。クラストロンユニットを2つ内蔵している

 HTX-55HDXはフロント2chのスピーカーを1本のスピーカーに内蔵。サブウーファーと組み合わせることで2.1chの音声を出力できるほか、バーチャルサラウンド技術「Theater-Dimensional」により、5.1chサラウンド音声を聞くことができる。

「HTX-77HDX」

「HTX-77HDX」は2本のポールタイプスピーカーとアンプ内蔵サブウーファーで構成される。なお、スピーカーのみの「D-077E」(2台1組)も発売される(予想実売価格3万3000円前後)

 HTX-77HDXはポールタイプのスピーカーに、クラストロンスピーカーユニットを縦に2つ内蔵する。こちらもサブウーファーと組み合わせることで2.1ch出力が可能。Theater-Dimensionalも利用可能だ。

「D-077C」

オプションのフロントスピーカー「D-077C」

 加えて、オプションで用意されるバータイプのセンタースピーカー「D-077C」(予想実売価格1万円前後)を組み合わせることで3.1ch構成にすることもできる。

 どちらもサブウーファー(アンプ)には5つのスピーカー出力端子を搭載しており、5.1chのスピーカー構成にアップグレードが可能。HDMIは入力3、出力1で、3Dテレビやオーディオリターンチャンネル(ARC)に対応する。

「CB-HT1200」

シアターラックの「CB-HT1200」。同社iPod Dockユニット「ND-S1」と組み合わせることもできる

 10月28日発売予定の「CB-HT1200」(予想実売価格9万円前後)は、スピーカーの増設に対応するシアターラック。本体には2chスピーカー(クラストロンではない)とサブウーファーを内蔵するが、スピーカーを3本(センターおよびリア2ch)追加することで5.1chサラウンドシステムにすることができる。

 サブウーファーユニットは下向きに2基内蔵されており、迫力のある重低音の再生が可能。Theater-Dimensionalによるバーチャルサラウンド再生もできる。

 HDMIは3D&ARC対応。パナソニック、東芝、シャープのテレビのHDMIリンク機能にも対応するほか、新たに日立製作所の「Wooo」にも対応した。

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