(株)スクウェア・エニックスは22日、同日付けで開催した取締役会において(株)タイトーの株式を公開買い付けにより取得するとことを決議したと発表した。公開買い付けが実現すれば、タイトーはスクウェア・エニックスの連結子会社となる。
スクウェア・エニックスが提示している1株あたりの買い付け価格は18万1100円で、買い付け予定数は24万7900株。取得する株式の上限は設定していないが、応募株券の合計が買い付け予定数に満たないときは公開買い付けを行なわないとしている。公開買い付けの開始は23日で、公開買い付け代理人は野村證券(株)。買い付け等に要する資金は451億6000万円の予定。なお、公開買い付けには、発行済み株式の約36.02%(13万3260株)を所有している筆頭株主の京セラ(株)が応募することで同意を得ているという。
また、公開買い付けにおいて、タイトーの全発行済み株式を取得できなかった場合には、産業活力再生解特別措置法に基づく事業再構築計画の認定を主務大臣に申請する予定で、認定後、産業活力再生解特別措置法第12条の9に基づく金銭交付による株式交換を行なうことも企図しているという。