先週発売されたGiabyte製「GA-7VAXP」に続き、VIA/KT400(VT8368 + VT8235)搭載マザーボード第2弾となる「A7V8X」がASUSTeKから発売となった。
リリース直前になってPC3200(DDR400)を正式サポートしないというアナウンスがあったいわく付きのチップセットだが、今回もGA-7VAXPの時と同様にASUTeKSが推奨するチップで構成されたPC3200(DDR400)メモリモジュールを使用した場合に限り、サポートは受けることができる。推奨されるPC3200(DDR400)メモリ製品は、現在Samsung製“M368L6423DTM-CC4(512M)”、同じくSamsung製“M368L3223DTM-CC4(256M)”のほか、Kingston製“KVR333X64C25(512M)”の3製品となっている。
今回登場したA7V8Xは、KT400搭載マザーボードでは初のSerial ATAインターフェースを搭載しており、コントローラはSerial ATA対応RAIDコントローラチップのPromise製「PDC20376」。ただし、シリアルATA、ATA133のHDDを同時に使用することはできない。また、これとは別にEthernetコントローラとしてBroadcom製品を搭載しており、10/100BASE-TX、1000BASE-Tに対応と豪華な仕様になっている。その他、サウンドにはRealtek製6chでS/PDIF入出力端子搭載、IEEE1394端子が2つ、USB2.0端子は全6ポートを搭載する。
シリアルATAのコントローラはPromise製「PDC20376」 | BroadcomのEthernetコントローラ。10/100BASE-TX、1000BASE-Tに対応 |
この製品にはPCIスロットが6本搭載されているのだが、内1本は他のスロットと違い青くなっている。マニュアルには、このスロットはASUS proprietary wirelessに対応していると記載されているのだが、現時点でこのASUS proprietary wirelessについての情報は代理店にも入っていないようだ。
FSB設定クロックはマニュアルに記載がないために今のところ未確認。また、V Core設定も、1.75V、AUTO以外は記載がなく、こちらも実際に起動してみなければ分からない状況になっている。
気になる価格の方だが、シリアルATAコントローラ、ギガビットEthernetコントローラなどを搭載しつつ、販売価格が約2万円というのは、ASUSTeK製品ということも踏まえたうえで、かなりお買い得感は高い。ただし、入荷量は極端に少なく、各ショップにつき一枚となっている。しかし、来週には流通量は多少増えることになるようだ。
28日現在の価格情報
価格 | ショップ |
---|---|
\19,480 | クレバリー1号店 |
\19,800 | T-ZONE.PC DIY SHOP |
\20,300 | DOS/Vパラダイス本店 |
\20,800 | 高速電脳 |