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新チップセット「AMD-760MPX」搭載のGigabyte製Athlonデュアルマザー展示開始!登場は11月末?!

2001年09月14日 22時32分更新

文● Jo_Kubota

サンプル出荷

 Athlon MP用のデュアルマザーボードといえば、最近はTyan製の「Tiger MP」が世間を賑わしており、MSIやASUSTeK、Abitなどからも新製品が登場すると見込まれているが、Gigabyteも着々と市場への投入準備を進めているようだ。同社製のAthlon MP用デュアルマザーボード「GA-7DPXDW」のサンプル品がT-ZONE.PC DIY SHOPに入荷し、あわせて展示が始まっている。



チップセットはおそらく「AMD-760MPX」
AMDの新サウスブリッジ「AMD-768」を搭載

GA-7DPXDW
「GA-7DPXDW」

 GA-7DPXDWのリビジョンは0.1。日本ギガ・バイトによると同製品は開発中の試作品であり、細かい仕様については現段階では不明。今後仕様面の変化がある可能性が大いにある点をまずご了承いただきたい。
 さて、基板を見てみると、使用されているチップセットはTyan「Thunder K7」「Tiger MP」の「AMD-760MP」(AMD-762+AMD-766)ではなく、North Bridgeは同じながらSouth Bridgeは現在のところ未発表の新チップ「AMD-768」となっている。あくまで推測だが、これはおそらく、66MHz/64bit PCIをサポートする新チップセット「AMD-760MPX」だろう。


BIOS ROM上には、サンプル品であることを示す「試産」の文字を確認できる。また、ボードのリビジョンは0.1。シルク印刷を見る限りFSBや倍率はディップスイッチで変更できるようだ
試産ディップの設定
AMD-760MPでも用いられているNorth Bridge「AMD-762」と、新South Bridge「AMD-768」
AMD762AMD768
PCIスロット
64bit/32bitの混在するPCIスロット。交互に配置されているのは珍しい

 AMD-762は66MHz/64bit PCIをサポートするNorth Bridgeだ。しかしAMD-760MPでは接続されるSouth BridgeであるAMD-766が33MHz/32bit PCIしかサポートしないため、全てのPCIが33MHz動作となっていた。これは、同じPCIバス上でクロックが混在する場合、動作の遅い方に合わせられるためだ。TyanのThunder K7とTiger MPは64bit PCIスロットを装備しているが、いずれも33MHzのみサポートとなっている。
 対して新South BridgeであるAMD-768だが、現在AMDからの正式な発表がないため詳細は不明ながら、複数のソースによるとAMD-762と同じく66MHz/64bit PCIをサポートするようだ。仮に両チップ間が66MHzで結ばれるとすると、AGP×1、64bit PCI×2、32bit PCI×3という拡張スロット構成になっているGA-7DPXDWの64bit PCIは66MHzで駆動することになる。セカンダリPCIバスを構成するためのPCI-PCIブリッジを内蔵するAMD-768により、AMD-762側の66MHz PCIバスとAMD-768側の33MHz PCIバス、2系統のPCIバスで33/66MHzの混在を可能にするようだ。



DIMMスロット

 DIMMスロットはDDR SDRAM用のものを4本搭載。Tyan製マザーボード2製品はレジスタードDDR SDRAM専用だったが、日本ギガ・バイトによると、現段階(リビジョン0.1)では、アンバッファードのDDR SDRAMを使用できるとのこと。製品版でもアンバッファードDDR SDRAMが使える可能性があるのには期待したい。



i82559

 オンボードの機能で注目すべきは、Intel製のネットワークコントローラ「i82559」を搭載している点だ。AMDのチップセットを搭載するマザーボードがIntel製品を搭載しているというのはなんとも珍しい。このほか、Promise製IDE RAIDコントローラやAC'97コーデックの姿も基板上には確認できる。電源コネクタは一般的なATX 20ピンのほか、ATX12Vの4ピンコネクタも用意。どうやらPentium 4対応電源を利用できそう。



価格納期未定

 発売時期は11月下旬を予定。「年末商戦には間に合わせたい」(日本ギガ・バイト)とのことだ。ただし、価格は「現在のところ未定。幾らくらいになるかも現段階ではわからない」(同社)。



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