チップセットに「AMD 780G」を採用する製品としては、初のMini-ITXフォームファクタとなる「MINIX-780G-SP128MB」がJ&W Technologyから登場、明日25日から販売がスタートする。代理店はファスト。
この製品は、内蔵VGA機能「ATI Radeon HD 3200」に定評のあるDirectX 10対応の統合グラフィックスコアを備えるチップセット「AMD 780G」を採用した初のMini-ITXマザーボード。ハイエンドな小型PCを組みたい人には、丁度よさそうな製品に仕上がっており、注目度も高そうだ。
サイズもさることながら「AMD 780G」マザーとしての特徴も豊富に持ち合わせているのがポイントで、I/O部にはVGA出力のほかDVIとHDMIも搭載。DDR2 128M(SAMSUNG製)のLFBもオンボード装備している。
主なスペックは、South bridgeが「SB700」で拡張スロットがPCI Express x4×1(x16形状)、メモリスロットはDDR2 SO-DIMM×2(DDR2-1066/800/667/533まで対応、最大4GBまで)。オンボードインターフェイスとしては、VGA機能やギガビットイーサネット(Marvell/88E8056)、8chサウンド(Realtek/ALC888)、Serial ATA II×4(RAID 0/1/0+1対応)、eSATA×1、IDE×1などを搭載する。
対応CPUはTDP 95Wまでで125Wはサポート外。また、製品に同梱された用紙にも記載されているが、マザー裏面にもチップを搭載するため、ケースとの干渉/ショートを防ぐ絶縁シートが同梱されている。
明日入荷次第販売を開始するというアークでは、価格が2万3500円。このほかツクモパソコン本店IIなどでも入荷を予定している。AtomやVIAなどとは一線を画したハイエンドなMini-ITXマザーボードということで、注目度は高い。ショップによって入荷数の差はあるが、早めの完売も予想される人気マザーとなる可能性も秘めている。