[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

2023-03-15

ラベンダーが香っていた

訪れた場所の室内には芳香剤なのかラベンダー香りがした。

増田は「タイムリープしそうだね」と年下の同行者にふと漏らした。

年下さんは「はぁ…?」とピンとこない風だったのであわてて「"時かけ"だよ"時かけ"」と元ネタ説明したが、やはりピンこない風で思い出すように右上を見ていた。

特に意味のない場を持たせる雑談だったのでそれでその場は流れた、よくある(年齢や文化の違いがある人同士の)日常の一風景だった。


振り返ると増田筒井の話をしていたが、多分年下さんは細田を思い出していたはずだ。しかしこれはジェネレーションギャップ、とは言えない。増田だって原作時点で生まれてないし、実写時点でも見られない。アニメから入って原作に当たったクチである

ジェネレーションギャップでもなく知識マウントでもなく、通じない話を振ったら同一名称(リメイク)の作品があってすれ違いがちょっと加速しただけの話。とはいえそこから「あー、細田守のアニメじゃなくて原作のほうね」とフォローしても原作を知らない相手からすればそうなんですか以上の返しもなく、結局現実のようにスルーで流すことが最適解としか思えない。

そもそも原作の内容の認知度なんてどれほどあるというのか。調べると小説はなんと67年、原田知世ですら83年である原田知世って誰だよ知世ちゃんと言えば大道寺ですわー。(98年)

小説なんて共通話題としてはマイナーすぎるものからさらに古すぎるものをチョイスすることがまず悪手だろ。


なんて反省することしきりだった当時を、法条遥のリライトを読みながら思い出していた。

しっかし、昔たった一度読んだきりなのに文字作品香りを結び付けられた原作はなかなか自分にとって印象的だったのだな。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん