2ちゃんねるとかTwitterで見た、ある時ふっとアニメに冷めたみたいなやつはもっと大人がなるものだと思ってた。
一昨年くらいまでは伏線バリバリの骨太な漫画とか何度も読んでぐちゃぐちゃ考察したり、いわゆる名作の近代文学をバカなりに読んで好きな描写見つけたり主題とか考えたり、はたまたアホなシナリオライターが書いたラノベもどきの整合性だとかをめちゃくちゃ真剣に考えて仲間でわいわい言い合ったりするのすごい楽しかったんだよ。
そういうの今でも好きだと思ってた。けど、最近そうじゃくなってるって気付かされた。
きっかけはちょっと前のルックバック。あれ前の自分だったらコメント読む前にまず読み返して疑問解消したりとかここのコマ割りすげーとかこれなんかのパロディか?なんか元ネタありそう?って何かしら考えずにはいられないやつだと思うんだけど、何もしなかった。
あっこれ読むのめんどくさいやつだなーって後回しフォルダに入れてる自分にそこで初めて気づいた。
そっからはもう心当たりの嵐。前は集中してアルバムまるごと聴くのが好きだったアーティストを一曲すら疲れて聴けなかったり、前は趣味が合ってた友達から借りた映画を途中で見るのやめたり。多分前と同じ期間勉強したって前よりもTOEICの点数は取れないだろう。もうとにかく愕然とした。
オタクできなくなってたと言うより考えることができなくなってたんだな。そこにも悲しみしかない。ほら考えられないから文章も下手だし。
それに気づいてから2次元アイドルのソシャゲを始めた。彼女らにはシナリオぶんの厚みしかなくて、やることなすことかわいい。なんも考えずに強くてかわいい女の子を眺めるのはけっこう癒される。
現実逃避だってわかってるけど、だってしょうがないじゃないか、と言い訳をしてる。何がしょうがないのかわかんないけど。考えないから。
加齢のせい、そして情熱の残量を使い切ってしまったのだ 人間の情熱は無限ではない 個人差があるものだからほどほどに楽しまないとすぐに燃え尽きる