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2021-03-12

クソかっこいいデザインしてると思うスキー板まとめ

スキー板の購買基準プリントデザインブランドイメージで良いと思います。なお、異論は認めます

Salomon S/RACE

鮮やかなブルーカラーと、潔い"RACE"の文字が特徴。S/RACEというモデル名を前面に出しつつ、テールには板の長さや細かいモデル名がわかりやすく表示されている。その反面、"salomon"のメーカーロゴ文字は非常に控えめで、簡潔なモデル形態と相まって非常にスマートデザインに仕上がっている。しかし、ただスマートなだけでないのがこの板のカッコいいところだ。サロモンレースチームのコンセプトである"Sons of a Blast"のロゴマークささやかに描かれているほか、20-21モデルではソール面に"SONS OF A BLAST"文字が大きくプリントされている。ゲレンデに吹く風のようにクールな外見と、その内に秘めるアツく激しい情熱が伝わる秀逸なデザインといえるだろう。

・Nordica DOBERMANN

赤黒のカラーリングと、ビンディングの前側に居座るドーベルマンアイコンイカツい一台。特に、小回り系の板はデザインマッチョさがさらに映えており、SLレーシングモデルの"DOBERMANN SL WC"は板のトップに取り付けられたキャップさらに力強さを際立たせている。ソール面にはトップノルディカのロゴマークが描かれているほか、モデルによってはテールにドーベルマンアイコンが描かれている。この板に乗るからには、固く締まったアイスバーンを凶暴にえぐりながらターンしていくような攻撃的な滑りをしていきたいところだ。

BLIZZARD FIREBIRD

雪面で映えるオレンジベースカラーに、黒もしくは藍色メーカーロゴシンプルに描かれる。一見シンプルすぎてつまらないデザインに思われるかもしれないが、ビンディングの前や、テールに記される"FIREBIRD"の文字に、翼をモチーフにしたアイコンさりげなくデザインされている。削ぎ落したデザインの中にある細やかな工夫と、それに調和する"FIREBIRD"の名前に美しさが光る一台だ。

・ROSSIGNOL HERO MASTER 20-21モデル

14-15モデルから始まったHEROシリーズデザイン踏襲しながら、さらにカッコよく進化させたデザインとなっている。鮮やかなオレンジ色のグラデーションや、ディスプレイノイズが混じったような文字デザインは、他メーカー製品には中々見られないようなデザインながら、非常に完成度の高いものとなっている。鮮やかながら落ち着いたプリントデザインは、復活した老舗メーカー新時代を想わせる。

・ROSSIGNOL Super VIRAGE V-LTD/V-TECH

"Super VIRAGE"は、かつて日本市場向けに開発され、日本中ゲレンデを風靡した憧れの名機である。この名機は約20年の時を経て、90年代を思わせるようなデザインをまといついに復活した。テールの"Super VIRAGE"のロゴマークはかつてのモデル踏襲したものとなっており、ピンク色のベースカラーの上に描かれる濃いブルーの模様は、世界地図となっていて芸が細かい。そして、2021年現在ではかなり異彩を放つデザインにもかかわらず、トップに描かれるロシニョールロゴマークが、他現行モデルとの統一感をしっかりと醸し出している。非常に賛否両論分かれるデザインであり、クソださく感じるスキーヤーも多いと思われるが、復活した往年の名機にふさわしいようなデザインであることには間違いないだろう。

OGASAKA Unity

1979年誕生したロングセラーモデルの小賀坂Unity。14-15モデルから、白地に大きく"Unity"の文字を描く1979年当初のデザインが復刻し、「中身は毎年改良するが、デザインは極力変更しない」という理念と、本物を追及していく小賀坂の姿勢をひしひしと感じるデザインとなっている。他メーカーと比べて派手さや鮮やかさに欠け、垢抜けない雰囲気を感じてしまものの、長い時を経てもなお強く流れる不変の小賀坂スピリットを感じるようなデザインであるといえるだろう。

LINE SAKANA

大手メーカーのマジメなデザインとは違い、特徴的なフィッシュテールとアーティスティックグラフィック、そして、遊び心あふれる工夫が存分に凝らされたデザインとなっている。年式によってデザインが大きく異なるが、魚の鱗を模した模様や、魚の形が浮き出るトリックアート飛行機の絵など、どの年式のデザインも非常に美しいものになっている。そして、そのデザイン台無しにしないよう、メーカーロゴモデル名のロゴささやかに記されている。また、滑走面に描かれた「魚」文字を模したマークは秀逸で、文字の一部が欠けているのは、この板の開発に携わったスキーヤーEric Pollard氏の頭文字"EP"をもじっているかである

【おまけ】ダサいと思うスキー板デザイン

・HEAD World Cup Rebels

レーシング世界で強い存在感を示すHEADであるが、板のデザインは少し残念に感じるところ。白地に黒でメーカロゴなどを描くシンプルデザインだが、白い雪面に対して白ベースカラーなので、非常にデザインが薄味になってしまっている。そして、この薄味デザインは"World Cup Rebels(ワールドカップの反乱者たち)"という名前に対して完全に負けており、どうしても腰砕けな印象を受けてしまう。HEADのアルペンスキーシーンでの活躍は、(反乱者というより、むしろ支配者の気がするけど)決して名前負けしていないものであるが、デザインがその名前をショボく見せてしまうところが非常に残念だ。

  • スキー板のデザインってテクスチャだけちゃうん。 構造的な変化が無くてつまらんやんな。

    • まあ実際そうなんだけど、メーカー各社がテクスチャだけで個性をだそうとするから、それはそれで面白いよ

  • 高すぎワロタ

記事への反応(ブックマークコメント)

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