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2024-12-10

非モテが気になってた女の子に嫌われて快感だった話

非モテの中でも、俺は輪をかけて拗らせた、性格の悪いタイプだと思う。

からこれをもとにモテない男は一般的にタチが悪いなどど早合点しないで欲しい、と最初に断っておく。俺の話はあくまで俺個人に限ったことで、世の中の男性ほとんどは俺よりよっぽどまともなはずなので。

大学時代、気になる女の子がいた。初対面の当初はそこまで気になっていたわけでもなく、大学時代最初高校時代失恋の整理が終わってなかったことや非モテを拗らせていたこともあり、友人として信頼関係を築いていた。

大学生活も後半に差し掛かる頃、恋愛がしたくなり、その友人にアプローチをかけ始める。男女問わず友達がいない俺にとって恋愛対象は限られており、さらに友人としての信頼関係から恋愛に移るタイプだったので、もはやその女の子以外の選択肢はなかった。

しかしなかなか靡かない。デートにはたまに行けるが、それ以上は牽制されつつ、たまに寂しいときには寄ってくるという生殺しのような関係がしばらくあって、俺と彼女は三年生を迎える。

当時学俺は学業サークルもうまくいかず、女の子の方もまたいろいろとうまくいかずといった状況で、お互いに余裕のない時期だった。そんな時期に性懲りも無く、気の良い脈もないのにちょっかいをかけようとする俺に愛想が尽きてきたのか、女の子も俺に呆れてきたようだ。自然な展開として、彼女とはかなり深刻な喧嘩になり、以降口も聞かなくなった。

彼女の近況は人づてに聞くしかないが、どうやら俺に信頼関係を裏切られたように感じて、憎んでいるみたいだ。そして不思議なことに、その事実でたまらなく満たされた気分になるのである

俺は得体の知れないこの充実感を、このように分析している。

そもそも俺は性欲と承認欲求区別曖昧で、恋愛関係に期待する幸福一見して性的ものではない。気になっていた女の子に嫌われたことで、彼女の中では俺は「クソ男」のスタンダードとして彼女恋愛観や人間観に残るはずであり、それだけで承認欲求が満たされて恋愛的な満足も得られてしまったのだろう。憎しみの強さは好意よりも持続するものだと思うので、むしろこの方が彼女の中に強く残るのである彼女はこれ以降、俺のようなタイプの男を避けるだろうと想像すると、嬉しい。

また、たとえセックスできたとして、俺は彼女にとっての何になり得ただろうか。過去恋愛感情はいつかは冷めるもので、現在の男に上書きされる運命しかない。なぜなら対象とする男が違うだけで、どの好意もそれ自体はすべて同じものからだ。しかし、俺に関する記憶は、人間関係の苦い思い出として彼女の中に残るはずである恋愛にすら至らなかった曖昧さのために、完全に同一のものとしてカテゴライズされるべき競合の記憶存在しない。名前のつく関係性や行為では不可能位置彼女記憶の中に占めることができたのだ。

ちなみに今の彼女とはまっとうな関係性を築こうと努力してます

こんな気持ち悪いことを書けるのは増田だけです。ありがとう増田

  • 昆虫めいたちまい支配欲が満たされて幸せそう

  • こういう人が児童虐待に走るんだよね 挫折の経験から「世の中は厳しい」ということだけを抽出して内面化してしまって、その経験から後は相手にも自分にも公平にそれを守らせようと...

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