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2024-12-10

anond:20241209183800

彼女と別れた。

今26歳で、初めてちゃんと付き合ったのはこの人が2人目。神戸に来てから3年目になるけど、2年目の終わりに差し掛かる頃に出会った、デザイナーとして働く、笑顔が素敵でとっても家族思いの人だった。素朴な子だけれど、自分があって凛としているところがとってもかわいかった。年収外資から俺の方が3倍近くあって、正直こんな田舎出会った人なんてすぐに別れるんだろうなと思っていたけれど、だんだん好きになっていったんだと思う。でも彼女から突然、ドロップキックを食らうような衝撃で別れを告げられた。価値観が合わないらしい。なんだそれ。

そんなこと今までしたことないのに、母親電話を掛けた。失恋したって言ったら、なぜか涙が止まらなくなってしまった。普段全然泣けない人だからびっくりしたけど、母親の声を聴くと、背中バックブリーカーでも決められたみたいに胸が痛んで、引き出しにしまっていたはずの感情が爆発してしまった。話すらほとんどできなかった。

思うに、あまり人と向き合ってこなかったんだと思う。東大を出て、キャリア重要視して外資系を選んで、高年収やタワマン自分の目指すところだと思って生きてきた。仕事に打ち込んでもどうも孤独で、アプリでも始めるかと思って出会ったのが彼女だった。彼女出会ったときは、初めてちゃんと向き合ったと思った。けど、やっぱり俺はまだスリーパーホールド自分感情を締め上げたまま、人間的なところができていなかったんだなって痛感した。仕事や、世の中の仕組みはすごく簡単にわかるのに、人の心は難しい。自分の心ですらよくわからないのに、そんな状態他人と向き合うのは、まるで不完全なパワーボムみたいに危うくて不誠実だったんだと思う。

電話を切るときに、親に「いつもありがとう、大好きだよ」って伝えられたよ。あの瞬間は、自分の中で隠していた感情にフラッシングエルボーを決めたような感じだった。こうやって少しずつ、大人になっていくんだな。次に会う人には、きちんと向き合えるようになりたい。まるでブレーンバスターで新しい自分解放するみたいにね。

別れの夜、布団の中でふと考えた。俺の人生はずっと、彼女気持ちを正面から受け止められず、まるでエプロンで場外に叩き落とされたみたいに逃げ腰だった。でもこれからは、彼女のことも自分のこともきちんと向き合って、ハリケーンラナのように軽やかに前に進んでいきたい。次に誰かと出会ったら、ラストライドのようにどっしりとした信頼を築いていけたらいいなと思うよ。

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