アイドルグループのようなものを応援しているのだが、メンバーの脱退に一向に耐性がつかない。
脱退したメンバーのブログやツイッターアカウントは消されてしまうけど、過去のDVDや写真や、いろいろなものの中にいなくなったメンバーの姿はあって、それを見るたびに悲しくなる。
このグループの少し変わっているかもしれないところは「卒業」とされたメンバーがほぼ存在しないところだ。たいがいは公式からのお知らせが突然出て、その月いっぱいとかで、多くは以降現場を挟むこともなく消えてしまう。
「卒業」と「脱退」のニュアンスの差についてわかる人にはわかると思うけど、「脱退」なのでたいがいは芸能活動を続けるとかでもなく、消息不明になるのだ。本当に突然にいなくなる。
まともなあいさつなんかもないことの方が圧倒的に多い。その上他のメンバーからの言及が不自然なほどなかったりすると、ああ大人の事情なんだと感じてつらい。
そんないなくなったメンバーたちに対して、過去の媒体にその姿を見るとき、どんな感情を抱けばいいのだろう。
円満な卒業であれば、ファンに面と向かってさよならを言ってくれていれば、ここまで悲しい気持ちにはならない。数少ない「卒業」して、現役を退いたメンバーに関しては、懐かしさや寂しさはあっても、やるせない気持ちにまではならないし。
あの子たちは今どこで、何をしているのだろう。元気でいるのか。ご飯はちゃんと食べているか。リストラくさい子は特に心配でならない。
運営サイドへの不信感と、処理できない悲しさで、最近ちょっとグループそのものに対してモヤモヤし始めている。
でも次の現場はもうすぐだ。行く予定もバッチリ立っている。きっと行けば楽しいだろう。メンバーたちのことは変わらず好きだ。でも、だからこそつらい。
アイドルは幻想だからね。 でも実際は生身の俺らと変わらない人間だから、大人の事情で揉めることだってあるだろう ファン側が出来るのは今その瞬間に応援してやることだけだと思...