この間、仲の良かった中学の友達から、最近の彼の生活について聞いた。
一浪の後、難関大学に合格、友達や彼女に恵まれて楽しく過ごしているようだった。
それに対して私は友達に恵まれず(自分に原因があるのはわかっている)、ほとんど興味のないサークルに、たまに惰性で参加しているだけである。
午前中は講義に出て、お昼の間は「よっ友」にぼっちだとバレないように、大食堂に行かずに図書館で寝て、その後午後の講義に出て、終わったらすぐ家に帰る生活をずっと送っている。サークルは一年中ほとんど活動していないので、行ったところでいつも人がいない。
何か熱中できる趣味とかあればいいのだが、残念ながらそれといった趣味もない。家に帰っても食って寝るだけだ。
何か趣味を見つけようと色々とやってみているが、ふと、ある段階で、どれも楽しもうと思って取り組んでいるのではなく、見栄のためにやっていることに気づく。
「こういう趣味があるって言えば良い印象持たれそう」
「これなら他の人と話す時に話が盛り上がりそう」