もうね、久々に沸騰したんですよ。熱々ですよ。
ヘリオグラフィから始めて13×18cmの乾板機材が持ち歩けないから映画フィルムを流用してバルナックさんが作った携帯カメラが馬鹿にされながらも世界を席巻していく歴史から、色収差とレンズコーティング、ナイキスト周波数から撮像素子1枚でカラーなら本質は補間演算とか、一気に書き殴りましたよ。
で、それじゃ何も伝わらないと思って、それはお蔵入りですよ。
シグナリング(判りやすさの目安)の話に、技術的なことを持ってくると、
行き着く先はマクベスのカラーチャート持たせて撮影始めるのがスタンダードになる未来ですよ。
カメラマンはね、ブツ撮りする人だってね、基本客商売なわけですよ。
だからね、基本温厚だし、怒らない。
綺麗に撮りたいから、綺麗に撮って欲しい気持ちも分かるし、気持ち良く撮られて欲しいとも思ってる。
ただね、この話はね、これは礼儀とか、相手への敬意とか、そういうレベルの話なわけですよ。
「せっかくフルサイズ機買ったのに彼女が体重50kgオーバーだった。死にたい」とかそういうレベル。
「おまえ元が良くないんだからせめて体重くらいは落とせって話ですよ当然ですよ」とかそういうね。
自らが情熱を持って高めたものをね、粗末に扱って欲しくないって思いは誰しもあるものですよ。
それこそカネをもらうプロじゃないからこそ、そこには精神性があるわけじゃないですか。
納品した宣材をね、粗雑に扱われたってクライアントには文句は言いませんよ。それがプロですよ。
趣味で精魂込めて造った梅酒を、べろんべろんの酔っぱらいが水みたいに飲めばそりゃ文句もあるでしょうよ。
でもね、越えちゃ行けないラインってのはあるんですよ。
自らの趣味に情熱を持たない相手を下にみる行為は、やってはならんわけですよ。
「精一杯頑張ったのに、スマホで記録されるみたいなのは、ヤだな」というのと、
「え、せっかくワイン飲むのに、ブルゴーニュの8地区すら知らないの?あり得ない!」というのは、
その本質が違うわけですよ。
自らの情熱に誠意を持って接して欲しいと願うことと、
全く異なるわけですよ。
スリーサイズで選んで、あとは顔で選んだんで、別にコスは何持ってきてくれても良いですって言われたら良い気分にはならんでしょう。
こないだ金剛だった人ですよね?赤城も超良いですね!是非1枚撮らせて下さいって言われて断るかどうかですよ。