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2007-01-30

リンゴの首がころっと曲がりくねれば人はまばたきをし、苦しみから解放される。

今日はとても暑く雹が舞い散った。独りでに夕日を抱いて泣けば。夕焼けは弾け飛ぶ。向こうの屋根に刺さる。刺さってとろける。

明日はまるっきり唐突に訪れ、多くの扉はまだ準備が出来ていない、ずっとよろしくやってる。

蝶々に挨拶をして、羽の数を数えて、ほっとすればいい。

先に行った喜びの二つ目あたりは元気であるが、飼ってた鯉は病気から抜け出せない。

声を出せども、灰になり、会いたくても会えない。

さよならをいえば、風が吹き、あめだまは転がる、階段を、腹の中を。

脳に振動を与えた爺さんが胸に何か書いているのが見えた、一人で来いと書いてあるのが見えた。

幾度めかの落陽とともに貧しい蝶々に頼ることをやめた。

されど暑く、天を仰ぐ。

あいつと買ったベッドはふかふかで、黒いストッキングがよく映える。いいベッドだ。

中には羽毛の代わりに10円玉が詰まってる。安心できる。

脚は猫足だ。

そのベッドで飛べばいい気分になれる。

でも、ミニスカートのお姉ちゃんは芳しくなくて、ダメな女だ。

中には肉の代わりに羽毛が詰まってる。そのことだけで不安になる。

脚は猫足だ。

ゴムで顔の型を取って、それに水を掬って御偉方の為に血と交換する。

交換した。中には水が詰まっている。いい男だ。

脚は猫足だ。借りてきたやつでなんとか立ってる。どうやら立っていられる様だ。

野暮ったい、狂っている。

かさぶたを取るか隠すか。千紫万紅の千紫万紅の専恣蛮行。

色のついたのれんを捨てて、店もやめて、扉を閉め切って、まだ叩いてくるのを感じ。

バリエーションのなさにあきれ果て、声も出せなくなる。

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