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詰め込みすぎ旅行記録

マニアックな旅行好きの、ハードめな旅程記録ブログです。

地方鉄道に乗る福岡・長崎日帰り列車の旅とお得きっぷ情報

9月の半ばに日帰り弾丸旅に出てきました。

九州新幹線に始まり、西鉄電車甘木鉄道リレーかもめと西九州新幹線JR長崎線島原鉄道に乗って帰ってきただけ、というニッチな層向けの列車旅です。

 

なぜこんな訳のわからない旅をしたのかというと、

JR九州アプリくじ(5000円)を引いてみたら、

「博多↔︎長崎往復乗車券(特急&新幹線利用)」が当たり、

その利用締切が9月の下旬だったからなのです。

 

長崎に用事はないけど、何かしたいことは…

と考えたら「地方鉄道に乗りたい」と思ったという。

 

頑張ればこれに松浦鉄道も追加できるはず。。

みなさんの弾丸列車旅行の参考になれば幸いです。

 

あとついでに、

JR九州株主優待の一日乗車券も昨年使わないまま期限切れしたので、今年は早々に使おうかなと思って使いました。

 

 

 

 

ルート

甘木鉄道 甘木駅

 

地元 -【九州新幹線つばめ】-08:43 久留米

08:51 JR久留米駅前 -【西鉄バス】- 西鉄久留米駅前 09:00

09:08 久留米 -【西鉄電車】- 甘木 09:50

・・・徒歩移動10分弱・・・

10:16 甘木 -【甘木鉄道】- 基山 10:41

10:57 基山 -【JR鹿児島本線】- 鳥栖 11:02

・・・ホームで昼食を購入・・・

11:16 鳥栖 -【特急リレーかもめ】- 武雄温泉 11:55

11:58 武雄温泉 -【西九州新幹線かもめ】- 長崎 12:29

・・・二十六聖人殉教地、西坂教会見学・・・

13:12 長崎 -【JR長崎本線(長与経由)】- 諫早 14:07

・・・諫早神社見学・・・

14:48 諫早 -【島原鉄道】- 古部 15:24

・・・古部駅見学(したかった)・・・

15:46 古部 -【島原鉄道】- 諫早 16:19

・・・諫早駅構内散策・・・

16:52 諫早 -【西九州新幹線かもめ】- 武雄温泉 17:10

17:13 武雄温泉 -【特急リレーかもめ】- 新鳥栖 17:48

・・・新鳥栖駅散策・・・

18:14 新鳥栖 -【九州新幹線さくら】- 地元

 

合計 11,440円

※ 乗車券代は株主優待で無料、鳥栖⇔長崎間の新幹線代はアプリくじで5000円

※ 普通に乗ると総計19,460円なので、まぁかなりお得には乗れたかな。

 

 

このルートを日帰りとなると

「気がふれてる・・・」と言われるかもしれませんが、

個人的にはいいルートでした。

仕事をしている時間内くらいで行って帰れるので翌日に響かず気楽ですし。

 

たまに外に出て散策できるのも息抜きに良い、はず。

お土産を買う時間もばっちりです!笑

 

私は使いませんでしたが、

最後の方には今回のルートを決める間に発見した諸々のお得きっぷを載せていますので、参考までに。

 

 

 

九州新幹線つばめ【久留米まで】

さて、はじめに乗るのは九州新幹線「つばめ」です。

 

私的にはつばめとさくらは当りという感じ。なぜかというと内装が可愛いからです。

 

とはいえ、

つばめは九州内だけ運行で全駅停車、

さくらは大阪まで行って大き目な駅は停車、

みずほはさくらと同じく大阪まで行くけど九州内だと鹿児島・熊本・博多にしか停まらないという、

停車駅の違いがあります。

 

 

シート周り情報

つばめの座席おすすめは号車の一番後ろか一番前。

なぜかというと、コンセントがここにしかないからです。

(これは自由席の話で、指定席は各席にあるかも?)

 

私は今回一番後ろをゲットし、座席から1mくらいコードを伸ばして頑張って充電しました。

旅の始まりから早速充電という(笑)

ここから新しくなったJR九州アプリの「全駅チェックイン」に励むからです。

 

ええ、そうなのです。

全駅チェックインといえば、

コロナ禍前のアプリで私は100駅ごえのチェックインをしていたのに、

数年前にJR九州のご意向によって全駅チェックインがアプリから削除されたのです。

「頑張ったのにお釈迦になった!」等のお怒りの言葉はアプリの評価欄にも並んでいました。「わかる!同意!!」と家で叫んだものです。

それが、この前またまっさらから再開したんですよ。。

こんなに頑張ったのに再度励めと?!と当初は腹が立ちましたが、いざまた始まるとやりたくなるのが人の欲というもの。。

 

すみません、脱線しました。

 

つばめの座席周りはこんな感じ。

全席の背中にフックがあり、シェードはおしゃれなデザインで私は毎回「シェードが見たいから」という理由だけで下げます。

窓側座席には窓横にペットボトルが置ける場所もあります。

 

「つばめ」なので床にはつばめマーク。

座席の木は曲木!こういう細かい所が好きなのです。

床は少しくすんでいますが、使われているこだわりの内装は経年でいい味が出ると思います。

最近はやりのペットボトルリサイクルとか廃棄野菜とかで作りました素材も意味はあるのだと思うけど。最終的にはこういうのが「サステナブル」で「地球に優しい」なのでは、と思ったり。

 

ちなみに、九州新幹線内では↑「Shinkansen_Free_Wi-Fi」というWiFiが無料で使えます。

が!、九州新幹線路上にたくさんあるトンネル通過時は繋がりませんなので結構使えません(笑)

 

 

JR久留米駅

久留米駅に到着。

JR久留米駅は駅だけ観に行っても面白いはず。

天井が半円のファサードになっていて各所に使われたステンドグラスも美しく、光が差し込む明るい駅です。

 

構内も広々していて、案内もわかりやすい!

路線バスの案内板に従って1Fに降りるとすぐ近くにバス停が並んでいました。

 

しかし、ほぼどのバス停にも「西鉄久留米駅行」が停まるというカオス。

西鉄久留米駅に行きたい方は、

どのバス停かは気にせず、とりあえず来たバスの行先表示に「西鉄久留米駅」とあれば乗ればいいと思います。

 

 

西鉄バス【JR久留米駅前~西鉄久留米駅前】

平日の9時前でしたが、やってくるバスが多いのもあってか座席には座れました。

 

西鉄バスでは交通系ICカードが使えます。

 

私は関東で働いていた時もただデザインがかわいいからというだけでこの西鉄の「nimoca」を使い続けようとしましたが、会社の指定が「PASMO」だったので泣く泣く乗り換えました。

今となっては、PASMOもデザインかわいいよな、と冷静になっています。

はやかけんSUGOCAは嫌。

 

 

バスは駅っぽい建物横の高架下に到着。

乗客は散り散りに去っていき、案内板も近くにないため、私は高架下を西鉄駅の改札を探してさまよう羽目に。

 

西鉄駅フロアマップ

↑ここにあるように、バスは「バスセンター」という所に到着するので、

バスを降りたらひたすら右手方向に進むと案内板(上の画像の)が出てきます。

 

案内に従って階段を上ると、ショッピングセンター的なゾーンを通過した後に改札があります。

 

 

西鉄電車【久留米~甘木】

この絶妙な水色がなんかいい!いいですね、渋いですよね、西鉄電車

 

甘木線になると急に誰も居なくなり、私はひとりでニヤニヤと電車内を散策しました。2両編成なのに誰もいない!笑

 

こういう合流のところがなんとなく好きなのはなんでだろうか。

 

久留米から甘木行きの西鉄電車は乗り換え不要で、

線路的には「宮の陣」までは天神大牟田線を通り、「宮の陣」からは甘木線になります。

 

 

 

ただただのどかな田園風景を走っています。

 

関東の田園都市線よりよっぽどこっちの方が田園都市

いや、都市ではないのか。田園町?

 

そう考えるとあの田園都市線の名前の由来はイギリスのハワードが提唱した「田園都市」論に基づいたネーミングなのでしょうか。

 

・・・とか思って今調べたらWikipedia先生よると東急が本当にハワードの提唱した田園都市構想に基づいて作った「多摩田園都市」に由来しているらしいですね。

 

いや、しかし、

本日のメインは島原鉄道であり、

なんとなく旅程に組み込めそうだからという訳の分からない理由で乗った西鉄電車で想定外に癒されました。甘木線、いいな。

 

 

西鉄甘木駅

のんびりする気分じゃなかった時用に資格試験の参考書を持って行っていたのですが、車窓を癒されつつ眺めているだけで甘木駅に到着しました。

 

nimocaを作っている西鉄なので流石にこの駅も交通系ICカード利用可でした。

 

乗ってきた電車↓の行先表示が甘木から久留米に変わっていきます。

 

旅行とは関係ない話ですが、

昔、鉄道会社の廃棄品販売会に行ったらこの行先表示機(方向幕?)が一瞬で売り切れていて衝撃でした。

 

 

さて、次の甘木鉄道甘木駅までは徒歩7分くらいの予定で、

次の甘木鉄道の発車までは26分あるので余裕で西鉄甘木駅を散策できます。

 

と思ったのですが、

構内には待合椅子くらい。始発・終点駅なのに超小さい駅です。

 

しかし、味はある!

この路線のお陰で甘木地域の学生が都市部の久留米の高校に通えて色々進路が選べるようになっているはずで、

こういう地方路線は守っていって欲しいものです。

 

 

甘木鉄道甘木駅まで移動

駅前のタクシーの名前が雑な気が。安全タクシーって。。

 

ここから徒歩で甘木鉄道の駅まで移動。

 

この西鉄甘木鉄道の駅同士は地図上の直線距離だとすぐ側にあるのですが、

間にビジネスホテルやらが挟まっていて、

実際の道としてはぐるっと回っていかなくてはなりません。

 

そしてその道中にコンビニなどの店は一切ありません

 

甘木鉄道甘木駅が見えてきたくらいで突如出てくるでんでん太鼓」モニュメント

夜にはちゃんとライトアップもされる模様。

 

なぜに。

と思いましたが、甘木のすぐお隣の観光地である朝倉地域の郷土玩具がこの顔のでんでん太鼓みたいですね。

 

そして駅の目の前のロータリーの真ん中にもまた謎のモニュメントが。

嘘だ、日本発祥の地を自称していますよ!

 

卑弥呼は奈良が最有力で、すごく下がって次点が吉野ケ里なはず。

候補は西都原もあるけど。甘木なんて聞いたことないけど。

 

ちゃんと由来の看板がありました。

なるほど。

福岡中部~南部(+熊本県北部)は装飾古墳も石人もあるし、磐井の乱とかもあって古墳時代の重要地域ですよね。

 

 

甘木鉄道【甘木~基山】

甘木鉄道甘木駅西鉄に比べて大きめ。

 

中にカフェ兼お土産店のような店もあり、待合室も広めです。

 

 

甘木鉄道交通系ICカードやタッチ決済は非対応です。

私は切符が好きなのでそれも良きです。

 

券売機で基山までの切符を購入してみます。

甘木鉄道は地方鉄道では珍しく黒字らしいのですが、運賃も安いですね。

始発から終点まで乗って370円とは。

 

券売機の横には地方鉄道6社のスタンプラリーがありました。

 

該当の会社(スタンプ設置駅)は、

ここ甘木鉄道甘木駅)と、長崎の松浦鉄道たびら平戸口駅)、福岡の平成筑豊鉄道金田駅)、熊本の南阿蘇鉄道高森駅)・くま川鉄道おかどめ幸福駅)・肥薩おれんじ鉄道出水駅)です。

・・・散らばってますね。しかも半分くらいは始発終点じゃなくて途中駅だし。

コンプリートが難しいな(笑)

 

平成筑豊鉄道のキャンペーンページを見てみると、

「なお、コンプリートされても差し上げる景品等はございません。皆様に「苦しいながらも頑張っているローカル鉄道」の思い出が残れば幸いです。」

正直に書いてあるところがグッときます。

 

いいよ、私は。地方鉄道の皆様を無償で応援してます。グッズを買って乗るくらいしかできませんが。

 

 

甘木鉄道は主な駅以外では切符は売っておらず、乗車時に整理券を取って現金払いするシステムのよう。

 

今回は始発から終点まで乗り、

既に切符も買っているのでいらないような気もしますが、念のために乗車時に整理券を取りました。

 

いいですよね、きっぷ。

買っても乗車時に回収されるので手元からなくなってしまう感じも、諸行無常というか、なんというか。

しかし、ツワモノはきっぷ2枚買いして、1つは記念に手元に残しておくと聞いたことがあります。

 

 

整理券はとったものの、発車までまだ10分以上あるので、ホームを散策してみました。

 

ホームがすっきりしているな、と思ったら、甘木鉄道は電車ではなくディーゼルでしたね。

JR九州豊肥本線も山登りが多いのでディーゼルだし、高知も土佐くろしお鉄道は確かディーゼルですよね。

そういえば、土佐くろしお鉄道に乗った時に高知の人が鉄道を「汽車」と呼んでいたのが不思議でした。

 

またもやスカスカで発車か?!と思っていたら、発車直前にたくさんの人が乗車し、満席になって出発しました。

さすが黒字鉄道!

 

こちらものどかな風景の中を進んでいきます。

甘木鉄道春の菜の花畑が綺麗なのだそうです。その時期には海外の観光客の方なども沢山乗車するのだとか。

 

とはいえこの時期でも基山まで終始満席でした。

年齢層も広め、会社員のような人も乗っていますし、みなさん単純に地元の足として使っている様子。

 

 

甘木という町は、

久留米に西鉄で直通で、博多方面に行きたいなら基山まで出てJRに乗ればいいし、天神方面なら途中の小郡駅西鉄に乗り換えればいいという。

案外便利がいい町かもしれないな、なんて思いました。

 

甘木鉄道基山駅はJRの基山駅と同じ構内にあり、乗り換えは楽。

同じ構内なうえ、↑画像(JR基山駅のホームから撮影)のようにホームも並列で並んでいます。

 

ディーゼル車が電車用のホームにいるという謎状態が最高です。

 

あと、乗り換えの際にJRの改札を通る前に「どぶろっく」がいました。

基山出身だったんですね。知らなかった。

堂々とした下ネタが好ましくて好きです。

下ネタを言っちゃいけない空気の家で育ちましたが、どぶろっくのネタは親もリズムが良すぎる壮大な下ネタに思わずにやけていたような気がする。。

 

 

JR鹿児島本線【基山~鳥栖

基山駅から鳥栖駅までJRの在来線で移動します。

待ち時間があったのでホームの端っこまで行ってみました。

 

渋い観光案内板が途中にあります。

 

基山といえば新田次郎の「芙蓉の人を思い出します。

富士山頂での史上初の冬期長期気象観測を行う夫と共に気象観測を支えたいと思った妻千代子は脊振山に登って登山の練習をしたという。

背振山地の端っこが基山(きざん)ですし、千代子は基山にも登っているかもしれません。

 

あと、全く関係ないですが、

作家の新田次郎も気象台に勤めていて、当時人力作業も多かったであろう気象装置の第一人者だったわけですが、

この国鉄時代(多分)の看板文字を書いていた人とか、あとは地図の文字を書いていた人とか、そういう昔はすごい技術だったモノを持っている人の話を聞くのが好きなんですよ。

今では全部PCで出来ることを手でしていたとか、とんでもなく労力がかかりますよね。

でも、その技術はすごいはずなのに時代とともに不要になるという悲しさをこの古びた看板を見ると余計に感じます。

 

昔勤めていた会社で

「福岡から神戸まで大量の資料をその日中に渡さないといけない!という時に、

営業の人がリレー形式(福岡から広島、広島から神戸の2人体制)で新幹線で運んだ」

という話を聞いたときは衝撃でした。バケツリレーの長距離版。。

メールも携帯電話もないので固定電話でやりとりして、間に合ったかもすぐにはわからないからずっとソワソワしてたとか。

そもそも「モーレツ社員とか呼ばれてたけど、普通の資料のやり取りは郵送で3日くらいかかってたから何をするにしても時間がかかってね。今思えばのんびりした時代だったよ。」とか。

メールで大量のデータがやり取りできる、携帯ですぐ連絡できるからこそ発生した言葉が「タイパ」と「コスパだな、とちょっと思うところがありました。

 

ホームの端っこはこんな感じ。

少し茂ったねこじゃらしに哀愁を感じるのは私だけだろうか。

 

思いがけず2路線やってきて焦って撮ったのでタイミングが合いませんでした。残念。

左は特急みどりですね。佐世保まで行くのかな。

 

 

今回乗った在来線。

 

シンプルながら微妙なデザインの違いでオシャレ感を出してくるのがさすが。。

JR九州の内装はどれも可愛いor美しいので、色々乗り比べてみて欲しいです。

 

 

鳥栖駅ホーム

各ホームに名物のうどん・そばの立ち食い店があります。

 

昼前だったので立ち食いにするか悩んだのですが、

お弁当もバリエーション豊かで気になったので今回はお弁当を買うことにしました。

 

立ち食いなら、

頼んだら2分以内くらいであまり多くない量のうどん・そばが出てくるので、

待ち時間が10分あれば食べきれるのではと思います。

 

今回購入したのは格安だったぶっかけかしわ弁当。580円とかだったような。

後でかもめ内で頂きます。

 

 

リレーかもめ【鳥栖~武雄温泉】

やってきました!リレーかもめ。

 

初乗車のつもりでしたが、どうみても「つばめ」

つばめなら乗ったことは何度と言わずあるが。。

 

いや、これは「かもめ」です、かもめ

 

うーん、乗ってみてもやっぱり「つばめ」感が残る・・・。

 

この787シールの下に隠したのであろう「TSUBAME」の文字が浮き出てるし。

 

「かもめ」は正直言って丸々「つばめ」だったので、特に中の散策はせず、先ほど買ったお弁当を食べることにしました。

 

2層式です。

 

混ぜたらなんだかとても美味しそう。

と思ったけど味は普通でした。かしわの味付けは良かったものの、うどん麺がコシも張りもなくて残念な感じ。

シューマイが美味しかったのとお値段が安かったから満足です。

 

そういえば、

座席にはコンセントはありませんでしたので、充電は手持ちのモバイルバッテリーから。

再びJR九州アプリの全駅チェックインをしているのでバッテリー残量が減りまくります。。

そして、なぜかチェックインできない駅を発見。

 

 

バルーンさが」駅。

佐賀バルーンフェスティバル中だけ運用されている駅なのだそう。知らなかった!

 

佐賀かぁ。佐賀ってロマンシングサガとコラボしてましたよね。

当時ツボった思い出があります。

ロマサガ、クリアしてないんだよな。リュートを弾いてたキャラしかはっきりと思い出せない。

リュートと言えばつのだたかし。☆ひろとじろうとは兄弟という衝撃のつのだ家。

・・・どんどん思考がおかしな転調を見せ始めました。佐賀パワーすごいですね。

 

電車ってぼんやり思考できるからいいですね。

 

 

西九州新幹線【武雄温泉~長崎】

リレーかもめ乗車から30分くらいで終点の「武雄温泉駅」に到着。

隣のホームで待っている「西九州新幹線かもめ」に乗り換えです。

座席は引き継ぎじゃないので再度号車と座席を確認しないといけないのがちょっと面倒(笑)

 

流石に新幹線のかもめはラッピングなど変えてきていますね。良かった。

 

座席のデザインは大変かわいいです。

しかし既に運用開始から1年半経っているのでそこそこ毛羽立っています(笑)

 

コンセントは座席と座席の間に2口。

縦に並んでいるので、隣の人が片方にMacとかのでっかい充電器をはめてしまうともうひとつは使えなくなりそうだな。。あるだけありがたいけど。

 

テーブルは引き出し式のコンパクトタイプ。

お弁当は食べづらそうなので、さっきのリレーかもめで食べてて正解でした。

 

さてさて、私の大好きなシェード(サンバイザー)は、こんな感じ↑。

座席のシートと合わせてありますね。

かもめは号車によって座席シートの柄が違うらしいので、ひょっとしてシェードの柄も合わせて違うのかな。気になります。

 

そんなシート周りチェックをして充電していたらあっという間に30分くらい経って、もう長崎に到着。

堪能する暇がないよ・・・。

 

 

長崎駅周辺立ち寄りスポット

長崎駅

・・・長崎駅ってこんなにおしゃれだったっけ。

大村駅とか諫早駅は新幹線開業に向けてアップグレードしてたので、長崎駅もしたのかな。

大村駅に立ち寄って大村寿司を食べたいところですが、今日は時間がない。。

 

ちなみに駅内には

大体のお土産はここで揃う、長崎名品蔵というお土産店があります。

今日は時間がないので、駅について早々にお土産を大量買いしました。

 

駅から路面電車への歩道橋まではこのようなファサードが伸びています。

熊本駅と似た感じ。

 

歩道橋から路面電車が見える!

偶然にもレトロなのと低床が並んでいてテンションが上がりました。

 

しかし、JRの駅から路面電車に乗るまでのアプローチが長く、車いすや重い荷物の人には中々な苦行だと思われます。

この歩道橋の先にはバスセンターもあります。

 

 

とりあえず次にのるJR長崎本線(長与経由)まで30分以上あるので長崎駅周辺を散策することにしました。

今から行けそうなのは、二十六聖人殉教地くらいですね。

気になってたけど行ったことがなかったので丁度よさそう。

 

と思って歩き出しましたが、

この日は酷暑なうえ、

長崎って坂の町なので(忘れていた)、とにかくひたすら坂を上る、

しかも道がぐねぐねしているという汗だくな旅路でした。

 

時間がないから焦りまくりなのもあり、

『長崎は余裕がある時に来ねばならん』

と心に深く刻まれました。

 

正しいルートを使うと駅からは速足で徒歩5分強で到着します。

私は迷ったので徒歩10分弱でしたが。

 

 

二十六聖人殉教の地・西坂教会

ここは中世の日本、豊臣秀吉以降の時代の大規模なキリスト教徒の処刑地のひとつ。

子どもを含む26人(関西から引き連れられてきた人が多い)が、

何の温情か微妙なところですが、「死ぬ地を選べるならゴルゴダの丘に似ている場所がよい」と願ったことで選ばれた見晴らしの良い丘の処刑地です。

 

当時のヨーロッパでも「日本でキリスト教徒が粛清されているらしい」と大規模に伝播された有名な殉教地であり、

ここで殉教した人々は聖人認定され、ローマ法王が訪問されたこともあります。

 

 

織田時代に優遇されていたキリスト教が急に粛清され始めたのは、

長崎から出航し、東南アジアや欧州、、果ては南米までの広範囲に、何万人という日本人奴隷が輸送され買われていったのも大きな原因らしいです。

 

アフリカ奴隷と同じく鎖に繋がれ劣悪な環境下で船底に敷き詰められた日本人奴隷を見た日本の人々が、日本の丁稚奉公とは働かせ方や待遇があまりにも酷く思想が違うと恐怖し、

彼らの『売られていく同胞をどうにかしたい』という思も相まって、慈愛を説いているのに奴隷売買を明確に非難しないキリスト教(の宣教師達)への非難に向いたのだとか。

 

しかし、実はこの奴隷たちをもともと奴隷商人までたどり着かせたのは同じ日本人。

アフリカの奴隷と同じような感じで、

領土戦争で勝った大名たち(の手下)の手で豊後から肥後に売られ、持て余した肥後がさらに長崎(肥前?)に売る、というような流れで奴隷商人に売られていったらしいのですが。

 

 

私はこの時期にこんなに日本人がオランダやポルトガルによって売買されていたとは知らなかったので、

これを知った時は結構衝撃でした。

 

戦前戦後の日本人入植者で有名な南米では、それより何百年も古い時代にすでに日本人奴隷が暮らしていたという。。

しかも南米に「もう私は十分に商品価格分は働きました。解放していただきたい!」という裁判を起こした記録が残っているのだそうです。

こんな環境下で人としての尊厳を維持できているのがすごいうえにタフだな!

 

 

本当は二十六聖人に関する資料館↑にも行きたかったのですが、

時間がないので、

ささっと見られそうな西坂教会へ向かいます。

 

西坂教会は先ほどから画像のなかにちらほら写っているガウディ感あふれる尖塔を持った教会で、

二十六聖人のうちのイエズス会員数名の遺骨などが保管されています。

ガウディ研究者として有名な建築家の先生が設計したそう。

 

私が訪問した時は無料(とはいえお布施をしてもらえるとありがたいという形)で、ウェルカム感のある案内役の方のお陰で気兼ねなく入れましたが、

ミサやイベントなどで入りづらい日時はある様子。

 

外側のバルセロナ風味から一転、内部は結構ニュートラルでした。

地中海風な色味や明るいステンドグラスの鮮やかさ、左右対称のバランスが大変美しいです。

これは無理して来てよかった

 

 

しかも解説の方がとても良い方で、

私の焦りっぷり(時間なさそう感)を何も言っていないのに完全に理解してくれており、必要最低限かつ最大の効果のある解説をしてくれました。なんてことだ。

ホスピタリティがすごいです。

 

無茶な時間配分で無理やり来た私が大変な阿呆に思えてきました。申し訳ない。

ここの滞在時間は30分くらいはみておいたほうが良い気がします。

私にあった時間は10分だけでしたが。。

 

ちょっと上まで登ると日本家屋に埋もれる教会の風景が見られます。

しかし、電線の張り具合が類を見ないくらい直上に伸びていますね。

 

ここから駅への帰り道、

時間を短縮しようと一番早そうな下りを選んだ結果、民家に突入して引き返す×2をして15分かかりました。

 

道を人に聞きまくり、メインルートが一番近いことを学びました。

 

 

JR長崎本線【長崎~諫早(長与経由)】

汗だくで戻ってきた長崎駅。改札をくぐって急いでホームへ。

 

JR長崎本線(長与経由)で諫早へ向かいたい、、けど看板を見ても

・・・3番線も5番線も行先が一緒!!?

これは、電車の行先表示の電光掲示板で確認するしかないやつですね。

 

やってきた車両はスタッズ風な電飾がパンクなやつでした。

 

おー、長崎本線も電車の内装かわいいじゃん!と思ったけど、

よく見たらこれ阿蘇を走ってる「クロちゃん号」じゃないの?

まさか、ここもディーゼルなのか。

 

とか汗を拭きながら考えていたら、GPSチェックイン地図に気になりすぎる表示が。

 

 

・・・なんだ、この曖昧な情報は。

しかもローカルガイドの人の口コミが歴史好きにはまる内容で、文章力がいい。グッときました。いつか行きたい。

 

天正遣欧使節団の若者たちは時代の流れに翻弄されて苦労したらしいので、

なんというか、色々情報が錯そうして曖昧なままなのもあり、切なくなりますね。

 

海に出ました。

これが見たいがためにわざわざ長与経由で大回りしてやってきたのです。

 

 

この↑、海の上を走っているような線路!

 

しかし、乗客が多くてベストポジションが取れませんでした。

そしてみなさん窓の外をにやにやしながら眺めている私をチラ見してくる不信っぷりで、恥ずかしくて車内をうろうろできなかった(笑)

 

諫早駅に到着しました。

 

綺麗になってる!

昔来たときは改装中の上野駅みたいなカオスっぷりだったのに。。

 

諫早駅では次に乗る島原鉄道まで1時間弱の時間があるので、

また周辺散策で徒歩10分以内にある「諫早神社」に行くことにしました。

 

 

諫早駅周辺観光

プチ商店街のような場所を抜けていくと、諫早神社が見えてきます。

徒歩5分もかかっていない気がする。

 

歩いて諫早神社に近づいていくと、すぐ横の川沿いに気になる看板が。

 

 

多良海道

「多良」というのは島原半島多良岳の裾野を通っていた道だからのようです。by 看板

 

タラと聞くと、

アイルランドの古代大王の戴冠の地のタラの丘やら、タラ号プロジェクトを思い出しますが。ここまで各地に「タラ」という名があるのは古代人からしていい響きだったのだろうか。

 

タラ号の「タラ」はマオリ語で「天国の道」という意味らしいけれど、

アイルランドの方とここの多良の由来は謎です。

 

 

誰もいない、綺麗な川辺と飛び石。

なんだか癒されました。

 

 

諫早神社

目的地の諫早神社へ到着。

でっかい神社ですね。ゆく年くる年に出てきそうだな。

 

由来看板によると、728年にこの地に作られた石祠が始まりなのだとか。

九州総鎮守の神々を祭っているそうです。

ということは、九州平定の戦いで負けた地元の豪族たちからの祟りを鎮めるためのやつかな・・・。

天満宮と似た気配を感じる。

 

鳥居をくぐると、右手には新しげな庭園が広がっています。

「御神苑」という名前のようです。

 

雲仙やらを模しているらしいです。

 

へえーと看板を読み、参拝して、めっちゃ綺麗なお手洗いに寄り、

再び諫早駅に戻りました。

 

諫早神社の参拝出口付近にある巨大な樹が見事でした。

この樹々だけでパワースポット感があります。

 

駅前にある「諫早ターミナルホテル」が渋くて個人的なお気に入り。

なんだか建物としてのバランスが良い気がする。

 

あとはこの駅前のポスト。

各地で「はだしのゲン」が有害図書扱いになったというニュースがあったと思うのですが、なぜかそのニュースをこのポストを見て思い出しました。

ポスティングされた本はどうなっていくのでしょう。古本屋に売られるのだろうか。。

 

 

島原鉄道諫早~古部~諫早

さて、諫早駅に返って来ました。

諫早駅はJRと島原鉄道が同じ建物内にありますが、改札同士はエスカレータ等で移動した先で少し離れています。

改札前には窓口と券売機、椅子や自販機があります。

しかし、椅子は列車を待つひとで満席なため、私はさっさと改札内(と言っても支払いは降りるときなので特に柵などはない)に入り、

暑いけどホームの椅子で待つことにしました。

 

こちらもディーゼルっぽいですね。

基山からの再び、電車のJRホームと並んでいます。

 

車両も渋くて素敵です。

なんか、いいホームですね。味があるというか。

 

終点・始発なので車止標識がある!線路の終点がぶった切りなのもいい(笑)

 

とか興奮してうろうろしていたら、

ホームに入ったのは一番最初だったのに、電車の入口の開き待ちの行列の一番後ろにならぶことになり、

並んだ人々(多分地元の人)に変なものを見る目で見られました。

はずかしい・・・。

 

降りるときに運転手さんへ運賃を支払うシステムなので、整理券があります。

 

結局車内はほぼ満席で私は一番最後だったので座る座席はなく、

一番後方の見晴らしの良い場所に立って移動時間を過ごしました。

 

結局でもここが一番いいポジションではある。。

駅名看板も見えるし。

 

幸せの黄色いハンカチの舞台になった「大三東(おおみさき)駅」が島原鉄道の駅なので、

列車の窓にはそれっぽいイラスト

「しあわせの黄色い列車王国」

が描かれていました。ファンシー。

 

 

古部(こべ)駅

列車は目的地の古部駅へ到着。

運転手さんへ切符を渡してホームに降ります。この駅で列車を降りたのは私ひとりでした。

 

ここでは次の帰りの列車まで20分くらいあるので、

海を眺めつつ、島原鉄道やら対岸の熊本へ思いをはせようかなと思っていました。が。

 

 

ちなみに、古部駅は2023年に米津玄師が出演したジョージアのCMのロケ地でもあり、

海からめっちゃ近くひとけがないという、

静かに景色のいいところでまったりしたい人に超おすすめの駅です。

似たような雰囲気の愛媛の某駅は全国的に有名になりすぎて人が多そうだけど、ここはそんなに。。

夕暮れがすごくきれいらしいです。

 

 

 

ホームのコンクリート(?)の焼け具合がいい味を出しています。

よくないけど線路のさび具合も渋い。

 

初期の新海誠作品に出てきそう。

 

しっかりしたトイレもあります。

 

駅の漢字が「驛」なのはなぜなのか。看板は新しそうなのに、なぜ。。笑

 

哀愁漂ういい駅に、鉄道むすめ(昭和なネーミングだなw)のキャラの駅名看板が違和感ありまくりでそれも面白いなと思ったり。

 

『あー、私海でのんびりするの苦手だけどこの駅はいいわ、のんびりできそう。』

と独りごちたそのとき。

この駅に60代くらいの女性がやってきました。

 

私はめちゃめちゃ駅の写真を撮りまくっており、不審者感があるはず。恥ずかしい!と思っていたら、

彼女は平然と話しかけてきました、私に(笑)

 

そして始まる弾丸トーク

知り合いを訪ねてきたらしい彼女は今から諫早へ帰るとのこと。この周辺の暮らしや産業、店などについて(この辺をほぼ知らない)私と想像トークを多岐にわたり繰り広げていきます。

農家や漁師ばっかりなんじゃない?コンビニやホテルがちょっと先にあるくらい。絶対に少子高齢化よ!

・・・地元民からしたら余計なお世話感のある会話です(笑)

 

私は、まったりすることを諦めました。私の適当な相槌にもめげず、会話はずっと続いていくからです。

これも一つの出会いか、ということで結局15分を彼女との会話に費やしました。

 

神は私に安らぎの時を与えず。きっと私は彼女に会うためにこの駅に来た

そんな訳の分からないスピリチュアルな思考回路になりました。

 

 

彼女との会話を堪能し、『列車内ではせめてひとりで車窓を見せてくれ!』と思った私は、

やってきた帰りの電車ではこそっと彼女と離れた座席に座りました。

島原の人満載の列車(多分)で島原への若干悪意ある会話をしたくなかったのもあります。

私は悪い慣習や効率化に関わらない部分では波風を立てずに生きていきたいのです。

 

愛野駅の作業車(運搬車?)のロゴが最高でした。いいフォントだなー。

 

 

島原鉄道諫早駅に戻ってきました。

無人駅から乗ったので、帰りの運賃は整理券と一緒に運転手さんへ現金でお支払い。

ですが、私が降りた終点の諫早駅は特殊パターンでした。

諫早駅に限っては支払いは運転手ではなくホームから駅舎へ入るところにいる窓口のスタッフへ。両替もこのスタッフがしてくれます。

 

ここの窓口では島原鉄道グッズも購入でき、

かなりクオリティが高いし鉄道ファンは喜ぶ雰囲気のものばかりなのでお土産にお勧めです。

www.shimatetsu.co.jp

↑このキーホルダーもかわいかった!

 

 

そして後は帰るだけ。

JR諫早駅に移動し、行きと同じくかもめと新幹線で帰路につきます。

 

内村航平さんは諫早出身なんですね。

あのちょっと斜に構えたしゃべりが個人的にはとても好きです(笑)

リンガーハット契約時代に『長崎県出身なんだ!』と思っていましたが、諫早なんだなー。

 

 

西九州新幹線かもめ・特急リレーかもめ【諫早新鳥栖

諫早駅のホームはぴっかぴかです。

 

このどシンプルなつくりは東北新幹線の駅を思い出す・・・。

ものすごく新しくて綺麗で整っているけど人がいない、という駅に降り立つと、

期待値と投資に対する現実のギャップを感じて、ものさみしい気持ちに勝手になるのは私だけだろうか。。

お盆や正月は賑わうんでしょうね。

 

 

再びのかもめ。

武雄温泉駅で乗り換えたのですが、意外と疲れていたのかその間の写真が一切ありませんでした。

気付けば新鳥栖。。

 

かもめを降りたホームから夕暮れの新鳥栖駅が見えます。

 

あまりにもきれいな赤い世界だったので一瞬だけ駅から外に出てみました。

 

うーん。駅前には特段何もない!笑

まぶしい写真がとれたから満足としよう。

 

九州新幹線新鳥栖~】

今日のフィナーレは新幹線です。


移動しまくりな一日だったのですが、全然疲れはありません。

旅程をやり切った感で満足しています。

甘木鉄道に乗ったのが昨日のことのよう(笑)

 

 

お得きっぷたち

はじめに書いた通り、今回の旅程を組むにあたって、かなり色々な切符を調べました。

みなさまの参考になれば。

 

ちなみになのですが、

JR九州博多起点として割引きっぷが考慮されていることが多く、

今回のように鳥栖新鳥栖から乗る、もしくは諫早で降りる、といった場合でも、

「博多⇔長崎」

などの始発(博多)から終点(長崎)までの切符を買った方が安い場合が多々あります。

きっぷの行程内であれば乗り降りは自由(注:降りた時点できっぷは回収されます)なので、

ちょっとでも安く行きたい!という人はそこも考えてみるといいと思います。

 

博多⇔長崎間

私たちも、かもめ。早得7 きっぷ

www.jrkyushu-kippu.jp

通常販売価格片道6,050円の区間が、7日以上前に購入することで片道3,200円になります。

 

 

その他

3日前まで買える「かもめネット早得3」だと片道3,600円、

直前まで買える「かもめネットきっぷ」だと片道4,200円です。

 

・・・正直通常販売価格が存在する意味が分からない状態(笑)

券売機で買うともったいないですよ!としか言えない。

 

 

島原鉄道

SHIMATETSU FREE PASS

www.jrkyushu-kippu.jp

島原鉄道に乗り放題の切符。

1日券だと3,000円、2日券だと4,000円です。

なぜかJRでも買えるという。

 

もちろん島原鉄道のサイトにも記載がありますが、JRのサイトの方がぱっと見わかりやすいかな。。

 

 

雲仙・有明スローラインきっぷ

www.shimatetsu.co.jp

島原に行くならついでに有明海をつなぐフェリーにも乗ってみたい!という人向け。

片道きっぷではありますが、

熊本・福岡側から出発しても諫早から出発してもよいという流動性があって旅程が組みやすい切符です。

 

諫早から島原港or多比良までの島原鉄道の運賃もしくは諫早駅から島原港までのバスの運賃(多比良港は鉄道オンリーでバスはありません)、港から港までのフェリーの運賃がぜんぶ込み。

 諫早→長洲港/長洲港→諫早 1,430円 (鉄道+フェリー利用時の通常価格:1,640円)

 諫早熊本港/熊本港諫早 2,180円 (鉄道+フェリー利用時の通常価格:3,040円)

 諫早→三池港/三池港→諫早 3,540円 (鉄道+フェリー利用時の通常価格:3,840円)

の3パターンが販売されています。

 

 

周遊切符

60代以上になるとかなりお得な切符があるのですが、私にはまだまだ手が届かないので。。

50代以下で使える切符をご紹介します。

 

旅名人の九州満喫きっぷ

www.jrkyushu-kippu.jp

3日分、JRだけでなく九州のほぼ全ての鉄道(私鉄)の普通列車に乗り放題というマジカルな切符です。

お値段は11,000円。

購入は窓口オンリーです。ネットでは売っていません。

 

有効期間は購入日から3か月で、

3人で同一行程で1日で使い切ってもいいし、1人で3回(日)に分けて使うのもOK。

 

唯一の欠点は、特急や指定席、新幹線に関しては、乗車券としてすらも使えない点。

つまり、特急や新幹線に乗りたい場合は別途その列車の乗車券+特急(指定席)券を購入する必要があります。

鈍行だけで頑張れる人向け。

あとは改札を通るときに自動改札が使えないので、乗り換えに余裕がある人向け。

 

また、JRや私鉄を様々乗り継ぎ長距離移動する中の1回だけ新幹線か特急に乗る、などの場合はこの切符でもかなりお得になります。

 

 

 

ぐるっと九州きっぷ

www.jrkyushu-kippu.jp

こちらはJR九州の路線だけ、連続する3日間乗り放題の切符。

お値段は14,300円。

 ※窓口で買うと15,800円、ネットで買うと14,300円。

購入時に指定した日から3日間有効です。

 

旅名人~と大きく違うのは、

3人で分けては使えないし、絶対に3日連続で使う必要があること、私鉄には乗れないこと。

しかし、こちらは乗車券として使えるため、特急や新幹線に乗りたい場合は別途特急(指定席)券だけ買えばよいのです。

 

旅行が2泊3日以上、乗るのは主にJRで、長距離移動する!

と言う人向けの切符になります。

 

九州のメイン観光地へのアクセスはほぼJR+車になるのと、特急券はよく乗られるような区間だと1乗車で2,000円前後のことが多いので、

九州全域の観光で使うならこのきっぷが一番お得になる人が多いかなと思います。

 

 

JR九州フリーきっぷ

www.e-myholiday.com

ANAスカイツアーズ↑やソラシドエアが販売している周遊切符。

西九州や中九州など方面ごとに分かれた2~3日乗り放題タイプと、全九州を3~5日乗り放題のタイプがあります。

 

方面ごとタイプだと特急や新幹線に旅行中に3回以上乗る人だと安くなるかな?といったところ。

全九州だと3日間は割高になりそう。4~5日間でも一日に2回以上特急や新幹線に乗らないと割高かなー。

 

自由席だと指定席券を買わずとも自由に乗り降りできるのもあり、ななつぼし等の高級列車を除けば意外とデザイン車にも乗れるので、

特急以上も乗りまくりたい乗り鉄や、いちいち毎回特急券を買うのが面倒な人であればおすすめです。

 

 

SUNQパス

www.sunqpass.jp

九州のバス(高速バス含む)に3日分乗り放題のチケット。

北部九州+下関・長門、南部九州、全九州+下関・長門の3パターンがあります。

全九州~だとお値段は12,000円。

 ※窓口で買うと14,000円、ネットで買うと12,000円。

 

ネットチケットは利用開始日からの5日間のうち、好きな3日を選んで利用

窓口で買った紙チケットは利用開始日から連続する3日間の利用

という違いがあるので注意が必要です。

 

絶対ネットで買った方が安いし便利!笑

 

九州は高速バス網が発達していて、主要都市間なら30分~1時間おきに高速バスがあるのと、鉄道がない場所であればレンタカーかバス必須なので、

駅のない場所に行く方や、バス好きな方にはかなりお得なチケットだと思います。

下関にも行けるので、海響館でペンギンを見るのもよさそう。

 

私の経験だと、JRの各種周遊券とこちらのバス周遊券で比べると、

『お得感も所要時間もどっちもどっちだなー』という場合が多いので好き好きですね。

 

 

 

さいごに

旅程を組むのも楽しいし、車窓の風景も車内のデザインも楽しめる鉄道旅、

ぜひみなさんも楽しんでください!

 

という、ありきたりな文言で終わりたいと思います(笑)

8月下旬の産山村散策 ヒゴタイ公園【花の写真多め】と山吹水源とちょっとだけ扇棚田

ヒゴタイ公園

 

この週末で用事で訪れた阿蘇で3時間暇ができたので、

その隙間時間に産山村にあるヒゴタイ公園と山吹水源に行ってみました。

※書いたのは9月初旬で、公開し忘れていました。。

 

ヒゴタイが咲いている」という情報のみで訪問したら予想外のお花畑ぶりにテンションが上がりました。

かなり楽しめておすすめです。

 

 

私は3時間しかなかったのでこの2か所(+ちらっと扇棚田)のみの訪問でしたが、

もっと時間がある方は周辺に色々あるので追加しても。

 

産山村周辺であれば池山水源、うぶやまファーム、エル・パティオに行ってもいいですし、

南小国方面に向かって瀬の本高原や黒川・小田・杖立の各温泉郷、鍋ヶ滝もありだと思います。

くじゅう方面に向かってラムネ温泉やタデ原湿原・坊ガヅルもいいかな。

 

あとは歴史や神社好きな方なら、

竹田(たけた)方面に行って滝廉太郎関係や竹田城散策もありかも。

もちろん阿蘇カルデラ阿蘇神社・国造神社を見学したり、

高森方面に向かって上色見熊野座神社に行ってもいいと思います。

 

 

 

ヒゴタイ公園

情報

 場所  : 熊本県阿蘇郡産山村田尻771

 入場料 : 7月中旬~10月中旬 一般 500円、子ども・団体250円 

       ↑その他の時期 無料

       ウェブ上の各観光情報には入場料一般400円と書いてありますが、実際は500円でした。

       (支払いはビジターセンター受付にて)

       ※ビジターセンター閉館の時間帯は入口にお金を入れる箱があるようです。

 

 開園時間: 24時間 (入口にあるビジターセンターは9時~17時)

 

 アクセス: 公共交通はなさそうでした。

       自家用車か、JR宮地駅豊後竹田駅からタクシー(片道30~40分程度)

       もしくはレンタカー利用がおすすめ。

       ※ちなみに、ヒゴタイ公園にはタクシーは居ません。

 

 見ごろ : ヒゴタイ 8月中旬~9月中旬、コスモス 9月~10月

 

 

 

駐車場から入場口へ

阿蘇市内から自家用車で移動すること40分弱、

ヒゴタイ公園に到着したのは9時過ぎでした。

 

ちなみに、

スマホをナビ替わりにしてGoogle先生に「ヒゴタイ公園」を目的地にして案内してもらったら、

何もない道路のど真ん中で「到着しました(ニッコリ)」と言われて唖然としました。

そのまま先生のお言葉を無視して進んでいくと駐車場が見えたので一安心したという。

 

Google先生を案内人にするときはヒゴタイ公園ビジターセンター」を目的地にした方が無難かもしれません。

 

駐車場は30台以上は停められそうです。

この時点で停まっていたのは10台くらいで、割と空いていました。

 

駐車場の看板には見頃情報があります。

フシグロセンノウ、華やかな色でいいですよね。マツムシソウもかわいくて好きです。

 

阿蘇の野花って感じの花々に紛れて超園芸種っぽい「クレオメ」があるのが気になるが・・・。

いや、まぁ、ここのヒゴタイも人の手が入っている(自然に生えてきたのではなくて植えこんでいる)ので深く気にしないことにしよう。

 

ここは、箱根の湿生花園的な極自然状態を作り出そうとしているわけではないのだけれど、

綺麗に見栄えるように地元の皆様の多様な努力によって維持されている(基本)阿蘇の野草のお花畑なのです。

 

阿蘇の草原は放牧や採草といった利用がされている場所も多く、多くの草原は口蹄疫などの防疫の関係で一般人は立ち入れません

ヒゴタイ阿蘇の大草原に咲いているところが見たい!」という人たちの夢をかなえてくれる素敵な場所でもあります。

 

色々ごにょごにょと言ったけど、まぁ、ここは

とにかく綺麗なお花畑で景色が抜群な場所です。

 

 

盛り上がって話がそれましたが、

駐車場から道路を渡るとシュールな看板兼ヒゴタイアートがあります。

まだ蕾のヒゴタイですね。

 

ヒゴタイ公園のリアルな地図もあります。

そして、見頃情報はこちらにもありました。

 

左手にはコスモスの植栽が続いています。

ちらほら咲いていますが、秋は満開で綺麗そう。

 

写真奥にみえるのがビジターセンターです。

 

右手には・・・なんだろう。調べてみたらミソハギっぽいです。

九重連山も奥にちらっと見えています。

 

 

ビジターセンター

ビジターセンターの受付で入場料(500円)を払うと、園内図とおすすめルートが載った地図がもらえました。

 

受付(A)手前の左手は「サルビア」と書いてありますが、私が見た限りでは左手は「コスモス」でした。

植栽情報はほぼ合っている感じではありましたが、場所によっては季節によって違っていたり昔の情報がそのままかもなので参考程度にとどめておくといいかもです。

 

受付の反対側にはトイレもありますが、

とんでもなく水流が弱いので、なんというか、色々流れきっておらずあまり綺麗ではありませんでした。

 

ちなみに、受付に100円でヒゴタイの種が売られていました

スタッフさんの談によると、発芽率は50%でひょっとしたら全部咲かない可能性も無きにしも非ずだという(笑)

あとは湿度が高い場所は苦手らしいとのことで、

湿気強めな我が家でチャレンジしても育てきるのは難しそうだなと私はあきらめました。

 

ビジターセンターの中は売店と展示、休憩スペースの椅子と机があります。

 

展示には風景写真のほかに花の写真があるので、園内に入る前に見ておくとより楽しめるかも。

 

売店には飲み物やお土産、・・・家庭的な品々が販売されています。

『丁度お玉が欲しかったんだぁ!!』という人はぜひここに。いっぱいあります。

写真は撮り忘れましたが、和食器もいっぱいありました。

どれもめちゃめちゃ安いので掘り出し物があるかも

 

あとは売店のカウンターに定番のソフトクリーム(400円、ミルク味オンリー)もあります。

コーンのみ、スプーンはなし。濃厚!という感じではないけど、普通に美味しかったです。

 

そういえば、

私が散策した範囲には自販機は一切なかったので、飲み物が欲しい方はここで買っておくことをお勧めします。

ジュースやお茶等が1本160円前後でした。

 

 

入口周辺

ビジターセンターを出て園内に入ると、

左右に広がる(地図によると多分)クレオメと青い空、奥にみえる阿蘇山という絶景が広がっています。

ここは天国か、といった感じ。

 

ヒゴタイを見に来ただけなのに、このお花畑感に私はノックアウトされました。

 

少し進むとヒゴタイの花が咲くゾーンになります。

先ほどの人造お花畑感から一転、

ヒゴタイがメインながら、オミナエシやタムラソウも混ざったナチュラルなお花畑です。

 

「タムラソウ」というのはアザミにそっくりな花が棘のない細くて真っすぐな茎からスラっと伸びているこれです。

 

名前の由来を調べようと思って検索していたら、

牧野富太郎によると由来は不明、という情報とともに、

アザミの仲間ではない、という情報が。

そうなのか・・・。

 

下の方の花にトノサマバッタが紛れています。

むしゃむしゃと花を咀嚼していました。。

 

単独行のため、この朝方の人が少ない感じがとても良かったです。

独り言で「綺麗だわー」「いや、やっぱ高原のお花畑いいわー」とか言いながら歩き回りました(笑)

 

奥にみえる山々と、風に揺れる中~高丈の野花にキルギスのアルスランバブの花畑を思い出しました。

こんな身近にこんないい場所があったとは。

 

夏の間はここに住みたい(笑)

 

ちなみに、ヒゴタイの花はこんな感じです。

たくさんの花が密集して円になっています。

 

潜っていくハナムグリが可愛すぎて何としても記録に残したく、私のしょぼい古いiPhoneのカメラで必死にピントを合わせました。

 

なんとも雰囲気のある椅子が。

こういう庭がある家に住みたい。

 

奥のミソハギっぽい群落もとい植栽では、

ブルービーの写真を撮ろうとしているらしいデカレンズの人々がうろうろしていました。

私もブルービーを探してみたけれどこの日は見当たらず。残念です。

 

ブルーと言えば、、私はツユクサが超好きです。

ヒゴタイ公園にもちらほら咲いていたのでさらにテンションが上がりました。

 

 

さて、入口周辺を見終えたあたりで9時半ごろとなり、ぞくぞくと人が増えてきました。

そして幅広い年代層のカップルと家族連れでにぎわい始めました。

 

ぼっちの私は、ここからのルートを「最も人が少なそうで被らなそう」を目標に地図を眺め、

 A→B→F→E→D→C→B→A

という「健脚コース」の逆回りを選択することにしました。

 

敢えて地図作成者のおすすめを聞かない(逆回りする)ことで、他人とルートが被る確率を下げようという姑息な手段です。

何度も言いますがぼっちの私は、

ルート被りによって、他グループの後を追う状態に陥ったり、他グループから後を追われる状態になるような気まずいことは何としても避けたいのです。

 

というわけでBの分かれ道を探してうろうろ。

受付から真っすぐ伸びる舗装道を進んだ先、ナデシコ(↑)がちらっと咲いているあたりにある看板に、

手書きで「B」と書かれているのを見つけました。

 

そこから右手に折れ、しばらくすると下り道に。

 

 

道に迷いつつ、川沿い森林浴へ

入口付近で30分も楽しんだ9時40分ごろ。

道端に・・・たからばこが落ちています。金ぴかの。

こんな堂々とした宝箱は高知の海洋堂ミュージアムで見た以来です。

 

これは開けるしかありません。

 

開けたらクイズがありました。

しかもすでにQの10で、「左へ行くとゴールです」の文字が。

最後の宝箱いの一番に開けてしまいました。

 

時期的に夏休みのこども向けかと思って読んだら結構大人向けです。(念のために回答はスタンプで隠しています)

インベーダーがクイズ下にいるあたり昭和世代作の気配がしますね。いや、若者世代のリバイバルかな。

 

来た道を振り返ると思ったより傾斜がありました。

まだまだ下る様子。

 

ハギっぽい花が道沿いに咲いていました。

 

T字路に到着。左が今来た道。右は明るい道。この写真方向の反対にもう1つ暗がりへ向かう道があります。

右が正しいルートかな?と思って右へ。

 

小屋があって行き止まりでした。

違ったらしいので、T字路まで戻って暗がりへ向かう道へチャレンジします。

 

道を進むとコーンと、左手に小さな「F」の看板が・・・。

草原からほんの5分くらいで一転してあたりは森になりました。

 

ヒゴタイ公園って森林浴もできるんですね。最高です。

 

「F」からは下り階段が伸びています。

 

周囲に人っ子一人いません。

私はすっかり一人だと民謡を口ずさむ傾向にあるのですが、この時口から出てきたのはなぜかスカボローフェアでした。

 

なかなか幻想的な渓谷風な場所です。

森の匂いもするし、水も綺麗だし。癒されます。

 

とか思ってのんびりしていたら蚊が寄ってきました

ひと気がないお陰でおそらく周囲の蚊すべてが私を狙ってきています

見た目の美しさとは裏腹に、準備不足の私には危険度高めな場所でした。

 

蚊に効果があるのか疑問に思いつつも、せめて何か対策を、と肌が出ている場所に日焼け止めを厚塗りしてみたら、案外刺されませんでした。

 

ピントが合っていませんが、コバギボウシが咲いていました。

ユリ科って華やかですよね。

 

川沿いをひたすら歩きます。

 

紅葉(もみじ)もありますし、照葉樹林なので、

秋のコスモスの時期に来たらこちらの川沿いは紅葉(こうよう)が綺麗かもしれませんね。

※「もみじ」と「こうよう」が同じ漢字なののややこしさが極まってしまいました。

 

道端にみえた赤い花に

『まさか、危惧種のマツモトセンノウ(ツクシマツモト)では?!』

と興奮したけど、近づいたらフシグロセンノウでした。

そういえば入口の看板の見頃情報にありましたね。

 

イカの中身みたいな鮮やかな赤で、周りの緑と相まって、『暑いしスイカ食べたいなー』とか思います。

 

川を渡る橋のところで一瞬草原が顔を出しますが、再び森の道が続きます。

 

森の中にはウバユリっぽい蕾。

 

道を下っていくと少し開けた場所が見えてきました。

石のごろごろした下り道で蚊も多いので半スキップ状態でささっと下っていたら、目の前にこのルートで出会う初めての人が。

『なんか、単独行の女がルンルン歩いてきた』とか思われてそうでヤバいです。

 

様子を伺っていたら話しかけてくれました。優しくていい人そうでひと安心です。

ここから先の道を聞いてみたところ、あとはゆっくり上るだけののんびりした道のよう。

 

広場には謎の(恐らく)人工池があります。

 

池の周囲にはツリフネソウっぽい花もちょっとだけ咲いていました。

 

池横のシイタケ栽培場にいた赤いバナナみたいな植物が怖すぎる。。

『これはなんなんだ!怖い!』と調べてみたら、ツチアケビという、光合成をせず菌と共生している植物らしいです。

 

再び川を渡る橋。

 

5cmくらいの隙間が開いた鉄橋です。下はゴーゴーと水が流れています。

 

血迷ってデートとかでヒールで来ていたらイチコロですね。

いや、むしろいいスパイスになるのだろうか。。お姫様抱っこ案件が発生するとか。・・・しないか。

 

来た道(右)を振り返って。

左の道はどこに続くのだろう、と気になりましたが、そこは挑戦しませんでした。

 

とうとう草原に戻ってきました。

時間は10時10分。

すごく楽しんだはずが、宝箱を開けてからまだ30分程度しか経過していませんでした。

 

キャンプ場との分かれ道に到着。

記号はありませんが、位置的に「G」っぽい。

 

 

丘の花畑周辺

完全なる青々とした草原です。

先ほどの森は何だったのか。ギャップがすごくて変な気分です。

 

振り返ると確かに先ほど通過してきた森(林)がみえます。

 

オミナエシと東屋。

誰もいない。。こっちのルートは本当に人気がない様子。面白いのに残念です。

 

ワレモコウが咲いていました。

華やかな花ではないけれど、哀愁があって好きです。

和の雰囲気もあるので和室や玄関に合いますよね。枯れても赤いままなのでドライフラワーにしても良しという。

 

阿蘇五岳が見えてヒゴタイも咲いていて、と絶景です。

夏っぽい入道雲がいい感じ。

そういえば次の金曜ロードショーラピュタですね。

 

おっと、サギソウか?!と近づいたら(多分)カラスウリでした。

これはこれで面白い花なので好きですが。

 

この「D・C」の奥あたりのゾーンはたくさんのコスモスが植えられており、

既に結構咲いていて綺麗です。

モンキチョウも合わせて撮れて満足(笑)

 

ちっちゃいですが、キスミレも咲いていました。

 

この一番奥あたりで10時20分くらい。

90分コースの折り返し地点ですでに1時間経過しているという・・・(笑)

 

 

あとは草原が続くようなので、

入口へ向けて帰りたいと思います。

 

「C」付近のトイレ。

瀬戸内海の直島の美術館みたいな、地中埋没型です。

 

このあたりまで来ると家族連れやほのぼのデートの人々と出くわします。

「C」から「D」に向かう人がいないのはなぜなのだろうか。阿蘇山が見えて景色はいいのになぁ。

 

再びのミソハギ。点々と植栽してあるのが面白いなと思ったり。

 

 

振り返ると阿蘇五岳がしっかり見えました。

ここから綺麗に見えるから「D」まで行かなくてもいいといえばいいのかもしれない。。

 

というか、この景色を見つつ進むのがベストそうなので、

確かに公式「健脚コース」の順(A→B→C→D→E→F→B→A)が一番良いルートですね。

 

私の帰路は帰る人とこちらに向かってくる人でにぎわっています。

 

コスモスとヒゴタイオミナエシのコラボが秀逸。

『もっといい画角がありそう』とこれを書きながら後悔中ですが。

 

舗装が草に巻き込まれている感じが好きです。

ここの公園の管理をされている方はかなり素晴らしいセンスの持ち主なのでは。

こういうところやそれぞれの場所の植え方が違和感が湧きすぎない絶妙な塩梅なのがすごい。

 

オミナエシヒゴタイと、あの白いやつはオトコエシで合ってるかな。よくわかりませんが。

入口に帰るまでの右手側にはザ・野花、といった風景が広がっています。

 

写真には載せていませんが、

他にもゲンノショウコやタカトウダイ、ユウスゲコオニユリも咲いていました。

 

 

ビジターセンターで200円の染色デザイン革のお盆(昭和っぽいやつ)を購入し、

ソフトクリームを手に駐車場に向かうと、

10時半頃にも関わらずほぼ満車になっていました。

 

朝イチで来た人の一部はこの時点で帰り始めていたので入れ替わりも多く、

駐車場の空きを何十分も待つほどではないと思いますが、

待ちたくない人は朝早めに来た方がいいのかも。

 

そして「健脚コース」は90分とあった通り、まさに90分程度で巡り終えました

 

次は山吹水源に向かいます。

 

 

 

またしても道案内が微妙

再びGoogleMap先生に「山吹水源」と入力し、道案内をお願いしました。

 

ヒゴタイ公園の駐車場を右に出て、公園の西側をぐるりと一周。

公園を半周以上したところで、またしても出ました

「目的地に到着しました!(ニッコリ)」

 

・・・そもそも、この位置ならヒゴタイ公園の駐車場を左に出た方(公園東側をぐるり)が早かったし、

なによりも、

絶対に山吹水源も駐車場もここではありません。

 

本格的に困りつつ、Google先生の表示を無視して先に進むと看板が。

「←ヒゴタイ公園 / 山吹水源・扇棚田→」

とあります。

 

ほっとして右に曲がると、そこは、

景色の良い砂利道でした。

 

轍も深く、SUV系の車でないと底を擦りそうな場所があります。

 

さらに、離合が出来ない幅なのに向かいからプリウスが!

こんにちは状態になったときの私の衝撃顔に諦めてくれたのか、

優しいプリウス(の運転手)は離合できそうな場所まで来た道をひたすらバックしてくれました。

 

超ペコペコしてお礼を示し、先へ進みました。

しかし、プリウスであの轍は大丈夫なんだろうか。

 

 

というわけで、ヒゴタイ公園から山吹水源へ向かう方は、

「山吹水源駐車場」を目的地にすることをお勧めします。

 

離合が難しい砂利道でも大丈夫ならこの道でもよさそうですが、

大丈夫じゃない!という方は南側を大回りして向かうか、

山吹水源はあきらめて池山水源に行く等の代替案をお勧めします。

 

 

 

山吹水源

情報

営業時間 : 24時間

駐車場  : 15台ほど

アクセス : 公共交通はなさそうでした。

       自家用車か、JR宮地駅豊後竹田駅からタクシー(片道30~40分程度)

       もしくはレンタカー利用がおすすめ。

       ※ちなみに、ヒゴタイ公園同様、この周辺にはタクシーは居ません。

 

 

駐車場

ヒゴタイ公園から15分ほどで山吹水源の駐車場へ到着。

この時(11時くらい)は車が7台ほど停まっていました。まだまだ駐車場には余裕がありそうです。

 

道路向かいには、

トイレと、山吹水源から引っ張ってきているらしい水道(手洗い場?)もあります。

 

駐車場横には案内図も。

どうやらここから散策路を歩いていくと山吹水源があるようです。

 

水汲み場と散策路とで道が分かれていたので、とりあえず先に散策路に向かってみました。


 

 

山吹水源

560mほど散策路を歩いていくよう。意外と遠いですね。

 

5分ほど林の中の舗装道を歩くと2手に分かれる道がありました。

上の道は林道っぽいので、看板に従って下へ進みます。

 

誰ともすれ違いません。後ろからも誰も来ていません。

まさか、ヒゴタイ公園の川沿いの道と同じようにまたほぼ私一人っきりなのでしょうか。

またしてもスカボローフェアを歌いたくなってきたのを我慢しました。

 

 

川沿いを歩き、橋を渡ると、急に開けて人の声がし始めました。

 

散策路入口から徒歩10分ほどで山吹水源へ到着。

散策路の閑散っぷりから一転、水源は人でにぎわっていました。

 

 

『水源なのでどこかから湧いているはず』と池を一周したものの湧き場は見つからず。

水神様が池の真ん中に鎮座しているので、この池のどこかから湧いているのだと思うのですが。。

 

 

アメンボやフナが時折澄んだ水を揺らし、

波紋が広がっていくのがとても綺麗でした。

 

あと、池の横に木の名前紹介板みたいなものが落ちていたのですが、

どの角度で検証しても「ハサコ」にしか見えず・・・。

ハサコという木は聞いたことがありませんが。

 

検索してみたところ、

クヌギの仲間で、正式名称なのか疑問ですが「ハサコ」という樹木があるようです。

地面に落ちているこの板からはどの木がハサコなのかは分からずじまいでした。

 

水源の周辺ではみなさま(主にカップル)が楽し気に盛り上がっております

 

2人グループや4人グループばかりのなかでただ1組のぼっちの私は、

池を一周してハサコに思いを寄せた辺りでそろそろ逃亡したくなってきました

 

滞在時間10分もないくらいでしたが、いそいそと帰路に着きます。

帰りがけ、車に常備している加湿器の水をここの池奥の取水口から頂きました。

 

帰り道もあまり人とはすれ違いませんでした。

 

 

水汲み場

駐車場まで戻ったので、水汲み場も見てみることに。

結構遠いのかしら、と思ったら、駐車場のすぐ下でした。

 

川すぐそばの岩から出たパイプからかなりの量の水が流れ出しています。

数十秒で家庭用水タンクがいっぱいになりそう。

 

飲んでみたらきりっとした甘さのない水でした。

 

水汲み場にはお地蔵様が。

先ほど水源でも水をもらったので、小銭を浄財箱に入れて手を合わせました。

 

山吹水源での滞在時間は30分くらいでした。

 

 

扇棚田

山吹水源から阿蘇市内へ帰ろうと車で移動中に、

「扇棚田」と書かれた場所にでました。

 

綺麗な扇型の棚田のようです。

 

多分ベストショットポイント棚田から上に上がった場所でしょう。。

 

失敗しました。もっと早くこの場所について知っていれば(笑)

もう時間がないので寄り道する暇がありません。

 

稲の穂が実り始めています。

今年は収穫が早そうだなーとか思いつつ、阿蘇市内へ帰りました。

 

 

 

阿蘇市内への往復も含めての3時間ちょっとでかなり自然を満喫できた半日でした。

 

ヒゴタイ公園ヒゴタイの見ごろもまだ続きますし、

そのあとのコスモスも綺麗そう。稲穂がたわわに実った時期の扇棚田も美しいと思います。

 

産山村阿蘇の中でも観光客は少な目な結構な穴場なので、

人の少ない自然の中でゆっくりしたい!という時におすすめ。

 

私もまたヒゴタイ公園のコスモスの時期に行ってみようかなと思っています。