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カシオEXILIM EX-FH100レビューその7-撮影速度切替編-

2010年06月28日 カメラ・写真
CASIO デジタルカメラ EXILIM FH100レビューの7回目です。今回でEX-FH100のレビューは最後になります(もうカメラは返しました)。

前回のレビューで最大1000fpsのムービーを試し撮りしました。EX-FH100には、最大1000fpsムービーの他に、撮影中に撮影速度を切り替える機能も付いています。
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今回は、30-120fps切替ムービーと30-240fps切替ムービーを撮ってYouTubeにアップしてみました。

30-120fps

まずは、30-120fpsから。
メニューから「30-120fps」を選択し、撮影開始。
撮影中に右と左ボタンを押して、撮影速度を切り替えられます。
エサを食べている最中に、スローモーションにしてみました。



動画サイズは640×480ピクセルで、前回の120fpsと同じサイズです。
30fpsと120fpsの切替は手軽に楽しめて、画質もまずまずです。

30-240fps

続いて30-240fps。
メニューから「30-240fps」を選択し、撮影開始。



動画サイズは448×336ピクセルで、前回の240fpsと同じサイズです。
右ボタンを1回押すだけで、いきなり240fpsに切り替わります。
左を押すと30fpsに戻ります。
間は選べません。
240fpsは30fpsに比べ8倍スローになるので、できあがりの動画時間を考えないと、スローばかりのシーンになってしまいます。
なかなか楽しい機能ですが、使いどころはむずかしそうです。

使いどころを難しくしてしまう理由に、メニューの位置が関係しています。
動画の撮影速度切替が、下の写真のようにメニューの奥深くにあります。

撮影する時になって、いちいち撮影速度をメニューの深い位置から選び直さないといけません。これは非常に不便です。
シーンによって使いたい速度は違うわけで、こんな奥深くにあっては簡単に選び直しできません。
もう少しUIを考えた方が良いと思いました。

最後に

というわけで、全7回に渡ってEX-FH100のレビューをしてきました。
1000fpsムービーや裏面照射型CMOSの実力が気になって借りましたが、全7回のレビューでいろいろ試せました(借りられる期間が限定されているため、夜景の高感度などを試す時間がありまえんでしたが)。

簡単に箇条書きで感想のまとめを書いておきます。
・24mmスタートの光学10倍ズームは便利
・写真画質もコンデジではまずまずきれい
・最大1000fpsの動画撮影ができると言っても、動画サイズが小さく改良の余地あり
・高速40枚/秒のスピードで写真撮影できると言っても、撮影できるのは30枚まで
・マニュアル撮影ができると言っても、絞り値の選択肢がたった2つしかない
・処理待ちでイライラさせられる点が多々
・DNG形式での撮影は1回に付き13秒以上待たされ、使い物にならない
・マクロ撮影は、意外と接写できない
・3.0型高性能クリア液晶は大きいが、画素数を増やしてもっと鮮明にして欲しい
・UIがいまいちな部分がある
・機能はたくさんあるが、わかりにくい
・起動が遅い
・ボディはやや大きく、やや重い
・バッテリーの持ちは十分
こんなところでしょうか。

EX-FH100の写真画質はまずまずですが、静止画を求めるなら、薄型のExilimの方が薄くて軽くて優れています。
EX-FH100を買うなら、売りのハイスピードを求める人でないと意味がありません。
ただ、肝心のハイスピード写真については、撮影後に処理待ちが発生することを覚悟しておかないといけません(数秒)。
シャッターチャンスに強いようで弱いので、試せるならカメラ売り場で試した方が良いと思います。
それからハイスピードムービーについては、動画サイズがかなり小さくなってしまうことを理解しておく必要があります。

EX-FH100は先進的な機能を取り込んでいるだけに、処理の遅さが際だったように感じました。
他のデジカメにはない機能を持ったカメラなので、もう少し処理速度を改善してもらいたいです。

ということで、EX-FH100のレビューはこれでおしまいです。

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