手前から奥に紙を読み取る。画面には読み取りと同時にプレビューを表示する
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 キングジムは2012年1月17日、iPad/iPad2と組み合わせて使うシートフィードスキャナー「iスキャミル DSS10」を発表した。本体の上にiPadを接続し、専用アプリを立ち上げることで利用可能となる。価格は1万5540円で、発売日は2月17日。

 利用する前に、App Storeから専用アプリ「i-Scan」を入手してiPadにインストールする。アプリの料金は無料。iPadをiスキャミルの上に接続してアプリを起動する。読み取る紙をiスキャミル DSS10本体の手前にセットして、iPad画面上のボタンを押すと読み取りが始まる。読み取り後にはiPadのカメラ画像の保存領域に画像データを記録する。

 A4用紙を1枚スキャンするためにかかる時間は約10秒。画像の保存にかかる時間を含めると約25秒となる。解像度は300dpiで、保存形式はJPEG。本体サイズは幅308×奥行き111×高さ72mm。製造は台湾マステック・システムズ。iPhoneやiPod Touchには対応しない。

 スキャナーとして使用していないときにiPadのバッテリーを充電する機能や、画面にスライドショーを表示する機能も備える。OCR(文字認識)機能や、ネットストレージなどクラウドサービスとの連携機能は備えていない。「まずはとにかくシンプルにスキャナーとしての機能を利用してもらうことを重視した。今後ユーザーの意見を取り入れながら改良を加えていく」(キングジム開発本部商品開発部開発四課熊井大地リーダー)という。