Instagramの写真を見ると、通常の説明のほかに、「ハッシュタグ」と呼ばれるものが付いている。Instagramで多くの人に見てもらうには、キレイな写真を用意するだけではなく、このハッシュタグについて理解する必要がある。今回は、ハッシュタグについて解説していく。
ハッシュタグとは「#」(半角シャープ)と単語からなる文字列だ。通常、同じハッシュタグが付いた投稿を探すために検索で利用される(図1)。ハッシュタグがなければ他のユーザーに対する露出が極端に下がってしまうので、フォロワーを増やしたければ絶対に必要なものなのだ。なお、ハッシュタグはTwitterやFacebookなどでも使われている。
「検索」「交流」「自己演出」「記録」に使われる
冒頭で述べたように、ハッシュタグは主に検索で使われる。16〜40歳の女性を対象としたwomedia Labo*の「Instagramでのハッシュタグ利用に関する意識・実態調査」(2015年11月)によると、2015年によく使われたハッシュタグ活用法の1位は「料理をするときにレシピを検索する」(38%)だった。2位が「料理をするときに食べたいメニューを探す」「服のコーディネートを考えるときに、ハッシュタグで探して参考にする」(各27%)、4位が「外食をする際に、店名のハッシュタグで評判やメニューを見て参考にする」(25%)などとなっている。その他、「旅行先の情報を収集するために、ハッシュタグで見どころなどを検索する」など、選択や購入などの参考にする傾向が見られる(図2)。