写真:Kaycom D
地図を見る御殿場から箱根峠に続く「箱根スカイライン」は、眺めのいい箱根外輪山の稜線を走るドライブウェイ。富士箱根伊豆国立公園内に位置する約5kmのコース上からは、富士山や芦ノ湖などを望むことができ、伊豆へのアクセスにも便利です。
御殿場側にある長尾峠の料金所から入ると、湖尻峠の先から「芦ノ湖スカイライン※」に接続し、国道1号線へ抜けることができます。また、分岐から左折し、湖尻方面へ行けば箱根に入ることも可能。
短い距離なので、普通に走ればあっという間に通り過ぎてしまいますが、景色を眺められる公園や駐車スペースがあるので、ぜひ車を停めながらドライブを楽しんでください。
※芦ノ湖スカイラインについては、関連MEMOに記載の「芦ノ湖スカイライン見所紹介!箱根外輪山のドライブを楽しもう」をご覧ください。
写真:Kaycom D
地図を見るまず最初のビューポイントは、料金所前展望駐車場。箱根スカイラインの御殿場側のゲート前で、富士山や愛鷹山、遠くは南アルプスまで望むことがでます。
写真:Kaycom D
地図を見る箱根スカイラインには、大小の展望スポットが複数ありますが、その中でも大きなものが「富士見ヶ丘公園」と「芦ノ湖展望公園」。
「富士見ヶ丘公園」は、駐車場から富士山が一望でき、丘の上の広場からの景色も抜群。広場はトレッキングコース上にあり、箱根外輪山の縦走ルートが続いています。
写真:Kaycom D
地図を見る標高1005mにある「芦ノ湖展望公園」は、その名の通り芦ノ湖が綺麗に見えるポイント。展望台になっている小高い丘の上には、テーブルやベンチが設置されているので、休憩しながらゆっくり景色を堪能できます。
<箱根スカイラインの基本情報>
住所(料金所):静岡県御殿場市神山1920
アクセス:
・東名御殿場から国道138号、県道御殿場箱根線経由
・三島市、沼津市から国道1号箱根峠から芦ノ湖スカイライン経由
写真:Kaycom D
地図を見る箱根スカイラインの料金所に入る少し手前に、登山者用の長尾峠駐車場があります。
長尾峠は富士山の絶景スポットとして「御殿場市富士見十二景」にも選出。富士山の裾野に広がる御殿場市街から駿河湾までの眺望は素晴らしく、かつては、昭和天皇も訪れています。
<長尾峠駐車場の基本情報>
住所:静岡県御殿場市神山1918-8
アクセス:
・東名御殿場から国道138号、県道御殿場箱根線経由
・三島市、沼津市から国道1号、芦ノ湖スカイライン経由
写真:Kaycom D
地図を見る「神奈川県道736号御殿場箱根線」は「箱根スカイライン」の長尾峠料金所を出た先から続く道路で、乙女峠や箱根仙石に続く国道138号に接続しています。元々736号が国道138号でしたが、乙女峠経由の道路が開通してから県道となりました。
峠道のためカーブが多く道も狭いですが、麓の仙石原やその向こうの山間に広がる芦ノ湖まで見渡せる景色のいい道です。
県道になってからは交通量もめっきり減り、静かなドライブを楽しめるのも魅力。このあたりの隠れたおすすめスポットです。
<神奈川県道736号御殿場箱根線の基本情報>
アクセス:
・東名御殿場から国道138号経由
・三島市、沼津市から国道1号箱根峠から芦ノ湖スカイライン、箱根スカイライン経由
写真:Kaycom D
地図を見る県道736号では、箱根ジオパーク(箱根早川沿いエリア)にも選定されている「長尾峠の露頭」も見所のひとつ。「露頭」とは、地層や岩石が表に現れている場所で、地形の成り立ちなどを観察することができます。
ここの露頭は、箱根外輪山の地質が間近に見られる貴重な場所で、この発見と後の研究により、箱根火山の成り立ちの考え方を変えるきっかけとなりました。
736号沿いから見える外輪山に囲まれた地形は、箱根火山の噴火によってできたカルデラです。
露頭の前には小さな駐車場スペースがあるので、ぜひ車を降りてじっくり観察してみてください。
<長尾峠の露頭の基本情報>
住所:神奈川県箱根町仙石原字片平1237-4
アクセス:
・東名御殿場から国道138号経由
・箱根登山電車「箱根湯本」駅から箱根登山バス「湖尻桃源台」行き「仙石」下車、「御殿場」行きに乗り換え、「乙女口」下車徒歩20分
今回ご紹介したドライブコースは距離的には短いですが、素晴らしい景色の連続なので、ぜひ時間をたっぷりとって計画を立ててみてください。
箱根の温泉街にもアクセスがいいので、行き帰りに立ち寄るのもおすすめです。
2020年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/20更新)
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