第103回全国高校サッカー選手権の1回戦(29日、フクアリ)で、〝怪物ストライカー〟として注目を集めるFW高岡伶颯(3年)を擁する日章学園(宮崎)が西目(秋田)を6―1で下し、2回戦進出を決めた。
チームの主将を務める高岡は、昨年のU―17W杯で日本代表のエースとして4得点をマークし、イングランド・プレミアリーグのサウサンプトン入りが決まっている。
今大会の個人目標として20得点を掲げており、この日は前半だけでハットトリックを達成。2アシストもマークし〝怪物〟ぶりを見せつけた。
試合後に「1点取れたことがすごくうれしいけど、自分の今までやってきたことからすれば、まだまだ点が取れると思う。そこは悔しい部分ではあるけど、次に向けてチームが勝つことが一番なので、そこをしっかり考えて生活していきたい」と気を引き締めた。
その上で、チーム目標でもある全国制覇に向けて「高校選手権(優勝)は高校時代しかかなえられないし、日本一を取って終わりたい。日本一になって(イングランドに)旅立ちたい」と力強く意気込んだ。
日章学園は31日の2回戦で、矢板中央(栃木)と対戦する。