10月からスタートした、フリーアナウンサー・有働由美子(55)がメインキャスターを務める報道番組「有働Times」(テレビ朝日系、日曜午後8時56分)が好調だ。有働もこの番組には並々ならぬ気合を入れているようで、テレ朝の報道を引っ張っていく存在になるかもしれない。

 9月まで放送されていた「サンデーステーション」の後継番組として「有働Times」はスタート。テレ朝にとって10月期改編の大きな目玉だった。平均世帯視聴率もひとケタ台後半から10%近い数字を出す日もあるなど好調をキープしている。制作会社関係者の話。

「有働さんもこの番組には思い入れが強いようで、企画会議にも率先して出席し、自ら企画も出すなど積極的に番組作りに参加しています。時間がない中でも『ロケに行かせて』と前向きですし、スタッフもその心意気を感じてか、やる気にあふれているとか。そんなチームの士気の高さが視聴率に表れているのかもしれません」

 有働が約5年半にわたって、メインキャスターを務めた日本テレビ系の報道番組「news zero」(日本テレビ系)を卒業したのは今年3月末のことだった。

「日テレとしては、何とかつなぎ止めておきたいという思いが強かったんです。そこで『with MUSIC』という音楽番組を立ち上げたが、やはり報道番組が有働には合っているということでしょう」(同)

 一部では番組の平均世帯視聴率は高いものの、コア視聴率が低いと報じられたが…。

「コア視聴率も、一つの課題として取り組んでいるようですが、そもそもコア視聴率の高い報道番組がどれだけあるのかということ。ゆくゆくはテレ朝の『報道ステーション』にも、なんて話もあるようです」と同関係者。

 少なくともそんな話が出るような中心的番組になっているのは確かだ。