タレントの上沼恵美子が2日放送の日本テレビ系「芸能人監督グランプリ!」に出演。若いころ〝トラブル〟になった大物俳優を明かした。
「芸能人監督グランプリ!」は、芸能人が気になる人物に密着し、ドキュメンタリー映像を制作する番組。上沼は監督役のフワちゃんを大阪の自宅に招き入れ、インタビュー形式で〝質問攻め〟を受けた。
昔の上沼恵美子ってどういう人?という問いに、上沼は「私っておべんちゃらってあまり言わへんねん。だからあかんねん。嫌われるとこあって。うるさかってんで、私の30代、40代は。今は丸くなったけどね」と告白。
上沼いわく、若いころは生意気で、目上の人物にも「ちょっと逆らう人」には噛みついていたという。
その例として故・緒形拳さんの名を挙げ「やりにくい。意見を述べさせてもらったもん。ホンマに嫌なおっさんでさ。『好きな食べ物なんですか?』って言うたら、『今日は名古屋に行くんだ』とか『おろし大根』とか、全部スカす。ムカッ~!としてね、途中でプチッとちょっとだけキレた」と証言した。
当時、上沼は番組中に緒形さんに向かって「今テレビ流れてますけど感じ悪いですよ」「大俳優か知らないけども、それはないと思いますよ」「あなたに来ていただかなくても、この番組は高視聴率やから」「あなたが映画の宣伝したいっていうのでここに座らはったんやから、私たちの立場考えてください」とまくし立てたという。
想像するだけでゾッとする光景だが、上沼は「それを言って、緒形拳さんは機嫌よくなってね。『君って面白いね』って言われて、ホンマに大好きでした。大阪の番組もいっぱい来てくれました、それをきっかけに」と回想。本音をぶつけたことが功を奏したという。
フワちゃんが「そんな処世術、マネできないよ。リスク大きすぎて」とおののくと、上沼は「私、礼儀正しくない人には今でも恐ろしいことするんですよ」とニヤリ。
VTRを見ていたスタジオからは「怖い、怖い!」の声が飛んだが、上沼はフワちゃんのことを「素晴らしい性格」と絶賛し終始上機嫌だった。