フィギュアスケートの元五輪金メダリストで〝皇帝〟と呼ばれるロシアのエフゲニー・プルシェンコ氏が主催したアイスショーで発生した事故の原因を巡り、同氏の妻がメディアとバトルだ。
16日にプルシェンコ氏が主催したショーで、北京五輪男子代表のエフゲニー・セメネンコが4回転ジャンプを試みた際、不自然な形で転倒し頭部を激しく強打。ふらつき、客席に倒れ、担架で救急搬送された。「脳震とう」と診断されたという。
メディアでは「氷に大きな水たまりができていた」と氷の悪化を指摘したり、観客を増やすためにリンクが狭くなっていた、などと運営上の安全策を疑問視する声も出ている。
これに反論したのがプルシェンコ氏の妻でプロデューサーのヤナ・ルドコフスカヤ氏。自身の「テレグラム」で「誇大報道のメディアを信用しないで!」と注意書き。「25選手が演技したけど、氷の修復はしたし、氷はとてもいい状態を保たれていた。チケットも3月には売り始めたのよ。これはアクシデント。残念ながらスポーツでは起こるのです」と猛反論した。
ロシア「チャンピオナット」は「ルドコフスカヤ氏がメディアに反論」とメディア報道に対する異論を報道。夫婦の肝入りイベントで発生したアクシデントを巡り、ゴングが鳴っている。