[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

System/36とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > System/36の意味・解説 

System/36

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 06:01 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
System/36

System/36(S/36、システム/36)は、IBMが1983年にリリースしたミッドレンジコンピュータである。

呼称

米国ではミニコンピュータ、日本ではオフィスコンピュータに分類される事が多い。IBMの資料では当時は「小型(Small)」、現在はPCサーバ等も普及したため「中型(Midrange)」と呼んでいる。

概要

主に中小規模の法人や部門の事務処理用であり、ホストコンピュータ(メインフレーム)と通信した分散処理用でもあった。世界的にも多数販売された。

当時のメインフレームと比較し、使い易く、カラーのディスプレイを備え、低価格で、仮想記憶(スワップファイル)を備えた。

オペレーティングシステム(OS)はSSP(System Support Program)で、内部文字コードはEBCDICであり、System/3以来のIBMの簡易言語であるRPG IIの他、COBOLBASICFORTRANが使用できた。またIBMの通信プロトコルであるSNAを備えた。

System/3System/32System/34の後継であり、当系統の最終シリーズでもある。 開発コード名はPIONEERで、S/38と共通の5250表示装置技術を共有していた。 将来的に2バイトコード(日本的には漢字)処理を想定していたので、IO装置・表示技術やWSCの内部処理を共通化させていた。 なお並存したSystem/38(OSはCPF)とは言語とOCLの互換性は無い。

AS/400登場後、徐々に移行した(AS/400はSystem/38ベースであるが、System/36環境を備えた)。

歴史

  • 1969年 System/3 発表(RPG II)
  • 1975年 System/32 発表(RPG II)
  • 1977年 System/34 発表(RPG II)
  • 1983年 System/36 発表(RPG II、SSP)
  • 1988年 AS/400発表(RPG III、OS/400)
  • 2000年 eServer iSeries と改称
  • 2006年 System i と改称

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「System/36」の関連用語

System/36のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



System/36のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのSystem/36 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS