OPN系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 02:09 UTC 版)
4オペレータ。 YM2203(OPN) 4オペレータ、3ch + PSG(SSG)3ch / FMの1chは効果音または音声合成(CSM)モードとして使用可 + ノイズ1ch、PC-6001mkIISR・PC-6601SR・PC-8800シリーズ・PC-9800シリーズ・MZ-2500・FM77AVなどで使用。AY-3-8910と同様の機能を搭載しており、音声出力機能だけでなく、8bit×2系統のI/Oポートも実装。レジスタの構造も互換を持たせている。YMF264(OPNC)CMOS版。中期以降のEPSON PCシリーズの26音源互換部に採用されている他、98NOTE向けのサウンドユニット(LSU-N98、NMB-G)にて使用。 YM2608(OPNA) 4オペレータ、6chステレオ + リズム6chステレオ + SSG3ch + ADPCM1chステレオ + ノイズ1ch、YM2203の上位互換で、キャプテンシステムおよび文字多重放送端末仕様に適合する。PC-8800シリーズ・PC-9800シリーズなどで使用。 YM2610(OPNB) 4オペレータ、4chステレオ + SSG3ch + ADPCM7ch(周波数固定6+周波数可変1ch)ステレオ + ノイズ1chステレオ、YM2608下位互換、F2システム・ネオジオなどで使用YM2610B YM2610のFM音源を6chに拡張したもの。 YM2612(OPN2)/YM3438(OPN2C) 4オペレータ、6chステレオ。YM2608下位互換。一部のメガドライブ・FM TOWNS・セガsystemC2(アーケード版『ぷよぷよ』他)・ニューUFOキャッチャーなどで使用。内蔵DACの解像度はYM2612、YM3438共に9ビットであるが、YM3438のみCMOS化された事によりノイズは減っている。また一部のFM TOWNSで使われた互換チップYMF276は、汎用のシリアル接続DACを接続可能である。解像度は16bit。 YMF288(OPN3) 4オペレータ、6chステレオ + リズム6chステレオ + PSG3ch + ノイズ1chステレオ、YM2608下位互換であるため、OPNAの代用として使われることもある。消費電力は低減し、チップサイズも小さくなったものの、I/O機能、CSM音声合成、ADPCM等が回路として削除されている。満開製作所のまーきゅりーゆにっと、PC-9821等で利用されている。 YMF297(OPN4 もしくは OPN3/OPL3) OPN3にOPL3互換動作モードを追加したもの。PC-9801-118音源ボードに使用された。
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