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Interface Builderとは? わかりやすく解説

Interface Builder

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/20 09:07 UTC 版)

Interface Builder
開発元 Apple
最新版
3.2 / 2009年
対応OS Mac OS X
種別 ソフトウェア工学
ライセンス 商用
公式サイト http://developer.apple.com/
テンプレートを表示

Interface Builder(インターフェイスビルダー)は、AppleMac OS X向けソフトウェア開発アプリケーションである。このソフトはXcode(前Project Builder)の一部であり、Apple Developer Connectionの開発ツールセットである。Interface Builderはグラフィカルユーザインターフェースを利用するアプリケーション用のインターフェースを制作するためにCocoa及びCarbon開発を可能にしている。

でき上がったインターフェースは.nib ファイル[1]に保存される。3.1以降のバージョンでは.xib ファイル[2]に保存されている。

歴史

オリジナルは、NeXT Step 0.8に付属する開発環境の中心となるソフトとして、1988年にジャン=マリー・ヒューロットによって開発された。彼によって開発されたMacintosh向けのインターフェイス設計ソフトのSOS Interfaceが前身といえる[3]

Interface Builderはその後、プロジェクト管理やコード編集などを担うProject Builderと役割を分担し、開発が継続された。後にMac OS Xに移植され、Cocoa、Carbon両フレームワークに対応した総合リソース編集に利用されるようになった。他にもWebObjectsのインターフェース設計などに用いられる。

実用的なRADツールとしてはかなり初期に登場した部類に入り、DelphiVisual Basicに少なからぬ影響を与えている。

Mac OS X v10.3以降、Project BuilderはXcodeに移行したが、Interface Builderの役割は変わっていない。

Xcode 4.0になり、Interface BuilderはXcodeに統合され、IDEのアプリケーションとしては消滅した。

機能

ボタンやメニュー、ウィンドウなどのGUIコンポーネントをマウスによって配置することのできるRADツールである。 他にも、使用できるGUIコンポーネントには、テキストフィールドやデータテーブル、スライダー、ポップアップメニューなどがある。

これらのGUIコンポーネントをマウスでドラッグし、パレットにドロップすることで、インタフェースを簡単に作成することができる。

特徴

Interface Builder単体ではソフトウェアを開発できないため、その役割はリソースエディタに似ている。

しかし、GUIの単体テストができる点、クラスの設計やコード生成機能までを含む点、パレットと呼ばれる自作コンポーネントを組み込める点から、どちらかといえば内部 / ユーザー両インターフェースのプロトタイピングを行うツールに近い。

nibファイルもまた、単にリソース情報を保持しているのではなく、実際に動作するオブジェクトをシリアライズしたものである。

互換ソフト

  • GNUstepには、Interface BuilderのクローンであるGormが存在する。

参考文献

  1. ^ NeXT interface builder
  2. ^ Xcode interface builder
  3. ^ The NeXTonian

Interface Builder

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 14:28 UTC 版)

Apple Developers Tools」の記事における「Interface Builder」の解説

詳細は「Interface Builder」を参照 Interface Builderとは、GUIデザインするためのソフトウェアまたは同等機能を持つソフトウェア機能一つmacOSAqua備えGUI部品サポートしており、簡単にAqua用いた美しインタフェース構築できるだけでなく、アップルによるデザインガイドライン「Aqua Human Interface Guidelines」に従ったレイアウト容易に行えるようになっている部品中にはウィンドウ配置するだけで機能するものもあり、開発の手間を軽減してくれる。またパレットファイルを作成する事でユーザー機能追加する事もできる。

※この「Interface Builder」の解説は、「Apple Developers Tools」の解説の一部です。
「Interface Builder」を含む「Apple Developers Tools」の記事については、「Apple Developers Tools」の概要を参照ください。

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この記事は、ウィキペディアのInterface Builder (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
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