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新内節とは? わかりやすく解説

しんない‐ぶし【新内節】

読み方:しんないぶし

浄瑠璃流派の一。延享2年(1745)宮古路加太夫豊後(ぶんご)節から脱退富士松薩摩(ふじまつさつま)を名のったのが遠祖。この富士松節から出た鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)は鶴賀節立てたが、文化年間(1804〜1818)に2世鶴賀新内人気博して以来、新内節というようになった早くから劇場離れ座敷浄瑠璃として発展


新内節

読み方:シンナイブシ(shinnaibushi)

豊後節から発生した浄瑠璃一種


新内節

名称: 新内節
ふりがな しんないぶし
芸能工芸区分 芸能
種別 音楽
選択年月日 1957.03.30(昭和32.03.30)
選択要件
備考
解説文:  新内節【しんないぶし】は江戸浄瑠璃一つであるが、常磐津節富本節清元節とは異なって芝居出演本拠とせずにお座敷を主とし、後にはその哀艶窮まりない声音吉原などの遊里流された。「蘭蝶らんちょう】」「明烏あけがらす】」などの情痴ものは、江戸末期人々頽廃的感覚をよく象徴している。
 江戸浄瑠璃開祖宮古路豊後掾みやこじぶんごのじょう】の門弟であった富士松薩摩掾の高弟鶴賀若狭掾鶴賀一流開き、「蘭蝶」「伊太八」等今日いう新内節古典曲を手がけた。これが新内節と呼ばれるようになったのは、若狭掾の孫弟子若歳【わかとせ】新内無類美音持ち主で、新内新内世上もてはやされるようになってからである。その後富士松姓が復活したり、岡本派が分立するなど多くの派に分かれて今日至っている。

新内節

名称: 新内節
ふりがな しんないぶし
芸能工芸区分 芸能
種別 音楽
選択年月日 1957.03.30(昭和32.03.30)
選択要件
備考
解説文:  新内節【しんないぶし】は江戸浄瑠璃一つであるが、常磐津節富本節清元節とは異なって芝居出演本拠とせずにお座敷を主とし、後にはその哀艶窮まりない声音吉原などの遊里流された。「蘭蝶らんちょう】」「明烏あけがらす】」などの情痴ものは、江戸末期人々頽廃的感覚をよく象徴している。
 江戸浄瑠璃開祖宮古路豊後掾みやこじぶんごのじょう】の門弟であった富士松薩摩掾の高弟鶴賀若狭掾鶴賀一流開き、「蘭蝶」「伊太八」等今日いう新内節古典曲を手がけた。これが新内節と呼ばれるようになったのは、若狭掾の孫弟子若歳【わかとせ】新内無類美音持ち主で、新内新内世上もてはやされるようになってからである。その後富士松姓が復活したり、岡本派が分立するなど多くの派に分かれて今日至っている。

新内節

名称: 新内節
ふりがな しんないぶし
芸能工芸区分 芸能
種別 音楽
選択年月日 1957.03.30(昭和32.03.30)
選択要件
備考
解説文:  新内節【しんないぶし】は江戸浄瑠璃一つであるが、常磐津節富本節清元節とは異なって芝居出演本拠とせずにお座敷を主とし、後にはその哀艶窮まりない声音吉原などの遊里流された。「蘭蝶らんちょう】」「明烏あけがらす】」などの情痴ものは、江戸末期人々頽廃的感覚をよく象徴している。
 江戸浄瑠璃開祖宮古路豊後掾みやこじぶんごのじょう】の門弟であった富士松薩摩掾の高弟鶴賀若狭掾鶴賀一流開き、「蘭蝶」「伊太八」等今日いう新内節古典曲を手がけた。これが新内節と呼ばれるようになったのは、若狭掾の孫弟子若歳【わかとせ】新内無類美音持ち主で、新内新内世上もてはやされるようになってからである。その後富士松姓が復活したり、岡本派が分立するなど多くの派に分かれて今日至っている。
芸能のほかの用語一覧
音楽:  平曲  新内節  新内節  新内節  明清楽  明清楽  東流二絃琴

新内節

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/21 06:03 UTC 版)

新内節(しんないぶし)は、鶴賀新内が始めた浄瑠璃の一流派。浄瑠璃の豊後節から派生したが、舞台から離れ、花街などの流し(門付け)として発展していったのが特徴。哀調のある節にのせて哀しい女性の人生を歌いあげる新内節は、遊里の女性たちに大いに受け、隆盛を極めた。

成り立ち

心中物を歌う豊後節(宮古路節)が江戸幕府によって禁止されたことを受けて宮古路豊後掾が帰京した後、門弟たちは、常磐津節富本節宮薗節などに名を変え、分派していった[1]。そのうちの一人宮古路加賀太夫が延享二年(1745年)富士松薩摩を名のって富士松節(富士松派)を起こした。さらに富士松薩摩の門弟から鶴賀若狭掾が出て鶴賀節(鶴賀派)を立てたが、門人の一人鶴賀新内宝暦明和年間(1751年 - 1771年)にその美声によって人気を得、新内節を創始した。その後、「新内節」の名称が富士松・鶴賀両派を包摂するかたちで現在に至っている。

江戸浄瑠璃の例に漏れず、初期には歌舞伎の伴奏音楽として用いられたこともあるが、早く素浄瑠璃に変化し、さらに「流し」と呼ばれる独特の形式を生むにいたった。吉原を中心に街頭を一枚一挺で流す新内節は、その情緒纏綿たる語り口、遊女の心情をきめこまかに描いた曲の内容から、江戸情緒を代表する庶民的な音楽として知られるところである。その芸風は豊後節の影響をつよくうけ、また二代目鶴賀新内が美声によって知られた太夫であったこともあって、きわめて歌う要素のつよい浄瑠璃である。

曲目には、義太夫節から借りた段物、遊里の情景や心中を描いた端物、滑稽を中心とするチャリ物があるが、新内として特に有名なのは端物である。「蘭蝶」や「明烏夢泡雪」はその代表曲といっていい。

脚注

関連項目

外部リンク


「新内節」の例文・使い方・用例・文例

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