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振動とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 言葉 > 状態 > 振動 > 振動の意味・解説 

しん‐どう【振動】

読み方:しんどう

[名](スル)

揺れ動くこと。「爆音ガラス戸が—する」

ある量が、一つの状態を中心に周期的に変動すること。振り子・ばねの運動電気振動など。

数学で、無限に続く数列関数列の極限不定で、収束せず、また極限値無限大でもないこと。


振動

物体がある一点中心に,ある周期をもってゆれ動くことですが,この動きによって人の生活等が阻害されることを振動による公害いいます。したがって公害発生させる振動は「不快な振動」「好ましくない振動」といえます

振動 (しんどう)

 物体がある1点中心に周期をもってゆれ動くことであるが、この動きによって人の生活等が阻害されることを振動による公害という。従って、公害発生させる振動は「不快な振動」「好ましくない振動」といえる

振動

英語 vibration

ある量が、基準値付近時間とともに大きくなったり小さくなったりする現象のことで、機械系、電気系などあらゆる分野用いられる用語である。自動車ではおもに機械振動対象になる。振動を表すには、変位速度加速度などに加えて、どの周波数成分がどの程度振幅であるかを示す必要がある。振動にはその発生状態からいくつか分類される加えていた力を取り除いたあとに起こる振動を自由振動(突起乗り越えたあとに数回起こる車体の上下振動など)、加えつづけている力で定常的に起こる振動を強制振動(運転時のエンジン振動など)、継続時間が1秒にも満たないような、非常に短い振動を衝撃振動という。

参照 周波数
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

振動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/20 15:36 UTC 版)

振動するばねと重り

振動(しんどう、英語: oscillation)は、周期運動(periodic motion)の一種。状態が一意に定まらず揺れ動く事象をいう。英語では、重力などによる周期が長い振動と、弾性分子間力などによる周期の短い振動は別の語が充てられる[1]が、日本語では周期によらず「振動」という語で呼ばれる。周期性のある振動において、単位時間あたりの振動の数を振動数(または周波数)、振動のふれ幅を振幅、振動の一単位にかかる時間を周期という。

概要

振動は、同じ場所での物質周期的な運動であるが、物理学においてさまざまな現象の中に現れ、基本的な概念の一つとして扱われる。物理的にもっとも単純な振動は単振動である。また、振動する系はそれぞれ固有振動(数)をもつ。振動の振幅を減少させる要因がある場合には、振動が次第に弱まる減衰振動となる。外部から一定の間隔で力を与えることなどにより振動を引き起こすことを強制振動とよぶ。強制振動の振動数がその系の固有振動数に近い場合、共振(または共鳴とも)を引き起こす。

振動・波・回転三角関数の関係

振動は、自然現象の理解において、なくてはならない基礎的な概念である。波動は、空間的な広がりをもつ振動であると解釈することができ、と振動は相互作用することが多い。古典物理学だけでなく、電磁気学では、電気回路電場磁場の振動を扱う。

公害としての振動

物が振動すると、衝撃を発生させるため、強度の振動は構造物人体に重大な影響として現れる。この振動が発生する原因としては、自動車工事などの機械による振動や、地震などの自然原因による振動などがある。

日本では振動は環境基本法で定義されている公害のひとつであり、振動規制法によって規制される。主に、幹線道路を走行する自動車、鉄道を走行する車両工場の機械設備や土木建築現場の建設機械などの作動によって引き起こされ、周辺住宅などに与える振動は公害とみなされる。

また、上記の公害とは別に、回転機器などにおいては、固有振動と一致すると共振によってより大きな振動となり、破損にいたることもある。

事象の大きさによる分類

数学における振動

数学においては、関数数列の極限が定まらないとき、振動するという。極限振動 (数学)英語版を参照。

代表例

力学

量子力学

熱力学

気候と地球物理学

化学

電気回路

音響

光学と電磁気学


振動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/05 15:54 UTC 版)

乗り心地」の記事における「振動」の解説

もっとも狭義乗り心地は、振動に関するのである人体の振動に対す感覚は、振動の向き周波数依存しており、どの程度の振動を人体等しく感じるのかを実験により測定し、等感覚曲線を描くことで振動の影響評価する仕組み用意している。 国際標準化機構 (ISO) では、西ドイツ基準参考1974年ISO 2631として「全身振動の評価法」という国際基準定めその後1985年part 1からpart 4評価対象振動ごとの規格にまとめられた。この際1974年規格ISO 2631-1となったが、内容はほとんど変更されなかった。1997年改定によってISO 2631-1は大きく改変されている。 ISO 2631-1において振動を評価する際には、人体基準に振動の向き定めている。立っているとき、座っているときのいずれも身体の前後方向X軸左右方向Y軸上下方向(頭と尻または足を結ぶ方向)がZ軸となる。寝ているときも同様の向きであるが、床面対す人体向き変化したため、床面方向Z軸床面鉛直方向X軸となる。同一の振動であっても座っているあるいは立っているときと寝ているときで、異な向きとして評価されることになるので、人が寝ることがある建屋内などでの振動測定において問題となる。ISO 2631-2においてはこの問題対応するために、Z軸とX/Y軸の複合特性評価する方法規定している。 振動が人間の健康、快適性知覚動揺病影響与え程度は、振動の周波数依存する。また振動の向きに応じて異なるため、振動の軸ごとに周波数に応じて補正をかける係数用意されている。ISO 2631-1では、周波数補正特性として主要補正特性WkWdWf3種類、さらに付加補正特性としてWc、We、Wj3種類を用意しており、以下のような用途定められている。 周波数補正特性適用対す概略指針周波数補正特性健康快適性知覚動揺病Wkz-座席 z-座席, z-立位, 垂直臥位, x,y,z-足部 z-座席, z-立位, 垂直臥位 - Wdx-座席, y-座席 x-座席, y-座席, x,y-立位, 平臥位, y,z-背中 x-座席, y-座席, x,y-立位, 平臥位 - Wf- - - z Wcx-背中 x-背中 x-背中 - We- rx,ry,rz-座席 rx,ry,rz-座席 - Wj- 垂直臥位頭部) 垂直臥位頭部) - たとえば、座った状態の人間快適性評価する際には、Z軸方向Wkで、X軸Y軸方向Wd補正する。主要補正特性基本特性に関して外部リンクのように補正特性与えられており、たとえば座った状態のZ軸に関する補正特性であるWkに関していえば、4ヘルツから12.5ヘルツ範囲感覚的にもっとも敏感であるとされるこうした周波数補正特性をかけて計算した時刻tにおける振動加速度瞬時値a w ( t ) {\displaystyle a_{w}(t)} (単位並進振動に対してメートル毎秒毎秒 m/s2、回転振動に対してラジアン毎秒毎秒 rad/s2)とし、測定時間をT秒間としたとき、 a w = ( 1 T ∫ 0 T a w 2 ( t ) d t ) 1 2 {\displaystyle a_{w}=\left({\frac {1}{T}}\int _{0}^{T}a_{w}^{2}(t)dt\right)^{\frac {1}{2}}} …(1) の式で振動加速度実効値 a w {\displaystyle a_{w}} を求める。ただしこれは波高比(英語版)(クレストファクター)が9未満場合適用される波高比が9以上となる、時折発生する衝撃不快さ評価するためには、別に2つ測定方法定義されている。1つ移動実効値法で、短い積分時定数使用して時折衝撃過渡振動考慮に入れる周波数補正特性をかけて計算した時刻tにおける振動加速度瞬時値同様に a w ( t ) {\displaystyle a_{w}(t)} 、移動平均対す積分時間を τ {\displaystyle \tau } 、時間をt、観測時間t 0 {\displaystyle t_{0}} としたとき、 a w ( t 0 ) = ( 1 τ ∫ t 0 − τ t 0 a w 2 ( t ) d t ) 1 2 {\displaystyle a_{w}(t_{0})=\left({\frac {1}{\tau }}\int _{t_{0}-\tau }^{t_{0}}a_{w}^{2}(t)dt\right)^{\frac {1}{2}}} …(2) を計算し、MTVV (Maximum Transient Vibration Value) をMTVV=max( a w ( t 0 ) {\displaystyle a_{w}(t_{0})} )として与える。ISOでは、MTVVの計算において τ = 1 {\displaystyle \tau =1} 秒を用いることを勧告している。これは、波高比9未満場合実効値計算法を1秒ずつ行いその中で最大のものを採用することに相当する。 もう1つ方法は4乗振動ドーズ法VDV法)で、(1)式において、2乗ではなく4乗を使うことで、時折発生する強い衝撃敏感に反応するようにするものである。 こうして求めた周波数補正特性振動加速度実効値は、周波数補正特性計算が振動軸ごとであることから各軸別になっている。そこで多軸振動を評価するために、以下の式が与えられている。 a v = ( k x 2 a w x 2 + k y 2 a w y 2 + k z 2 a w z 2 ) 1 2 {\displaystyle a_{v}=\left({k_{x}}^{2}{a_{wx}}^{2}+{k_{y}}^{2}{a_{wy}}^{2}+{k_{z}}^{2}{a_{wz}}^{2}\right)^{\frac {1}{2}}} …(3) ここで a w x , a w y , a w z {\displaystyle a_{wx},a_{wy},a_{wz}} は、X軸Y軸Z軸について(1)式で求めた周波数補正特性振動加速度実効値で、 k x , k y , k z {\displaystyle k_{x},k_{y},k_{z}} は次元のない倍率因子である。この式で求めた全体値は快適性評価のときだけに使うべきだとされているが、特定の軸が卓越していないときは健康の安全面評価にも用いられることがある健康に対する振動評価をするとき、 k x = k y = 1.4 , k z = 1 {\displaystyle k_{x}=k_{y}=1.4,k_{z}=1} を使用して周波数補正特性振動加速度実効値求める。健康への影響に関しては振動に暴露される時間影響することから、実効値暴露時間の2軸に対して健康に危険があると判断される領域定義する健康指針警戒区域定められている。実効値0.5 m/s2の振動のとき、暴露時間が8時間超えると危険があるとされ、より大きな振動では暴露時間がより短くても危険であると判定される一方座っている状態の人に対す快適性評価に関しては、座面上のX、Y、Z軸およびこれらの軸の周り回転 r x , r y , r z {\displaystyle r_{x},r_{y},r_{z}} 、および背もたれ足部における並進軸(X、Y、Z軸)の合計12個の変数に対して評価する方法が以下のように定義されている。 座面: a s z = ( x s 2 + y s 2 + z s 2 ) 1 2 {\displaystyle a_{sz}=\left({x_{s}}^{2}+{y_{s}}^{2}+{z_{s}}^{2}\right)^{\frac {1}{2}}} …(4) 座面回転: a s r = ( 0.63 2 r x 2 + 0.4 2 r y 2 + 0.2 2 r z 2 ) 1 2 {\displaystyle a_{sr}=\left(0.63^{2}{r_{x}}^{2}+0.4^{2}{r_{y}}^{2}+0.2^{2}{r_{z}}^{2}\right)^{\frac {1}{2}}} …(5) 背もたれ: a b = ( 0.8 2 x b 2 + 0.5 2 y b 2 + 0.4 2 z b 2 ) 1 2 {\displaystyle a_{b}=\left(0.8^{2}{x_{b}}^{2}+0.5^{2}{y_{b}}^{2}+0.4^{2}{z_{b}}^{2}\right)^{\frac {1}{2}}} …(6) 足部: a t = ( 0.25 2 x t 2 + 0.25 2 y t 2 + 0.4 2 z t 2 ) 1 2 {\displaystyle a_{t}=\left(0.25^{2}{x_{t}}^{2}+0.25^{2}{y_{t}}^{2}+0.4^{2}{z_{t}}^{2}\right)^{\frac {1}{2}}} …(7) (4) - (7)式の合計値として以下のように計算するa s e a t = ( a s z 2 + a s r 2 + a b 2 + a t 2 ) 1 2 {\displaystyle a_{seat}=\left({a_{sz}}^{2}+{a_{sr}}^{2}+{a_{b}}^{2}+{a_{t}}^{2}\right)^{\frac {1}{2}}} …(8) 公共交通機関における乗り心地評価としては、ISO 2631-1では(8)式の値に対して以下のように与えている。 0.315 m/s2より小さい: 不快でない 0.315 - 0.63 m/s2: 少し不快 0.5 - 1 m/s2: やや不快 0.8 - 1.6 m/s2: 不快 1.25 - 2.5 m/s2: 非常に不快 2 m/s2より大きい: 極度に不快 ただし、鉄道車両のように振動条件変化する場合には、振動加速度実効値分布から統計的に求め方法なども提案されている。このほかに動揺病乗り物酔い)の起こしやすさを評価する方法もある。 高速鉄道において多く発生する30ヘルツ前後の振動に関しては、ISO 2631-1の周波数補正特性では低すぎる評価となるという指摘もされている。

※この「振動」の解説は、「乗り心地」の解説の一部です。
「振動」を含む「乗り心地」の記事については、「乗り心地」の概要を参照ください。

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振動

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 00:44 UTC 版)

名詞

しんどう

  1. 揺れ動くこと。
  2. 位置物理量がある範囲周期的に変動すること。
  3. 無限続く数列無限大にも無限大にも発散せず、極限確定しないこと。

発音(?)

し↗んどー

関連語

動詞

活用

サ行変格活用
振動-する

「振動」の例文・使い方・用例・文例

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