[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

外掛けとは? わかりやすく解説

そと‐がけ【外掛(け)】

読み方:そとがけ

相撲きまり手の一。両手相手のまわしを引き寄せて、右(左)足を相手の左(右)足の外側か掛けあおむけに倒す技。→内掛け


外掛け

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/26 12:44 UTC 版)


外掛け(そとがけ)とは、相撲決まり手の一つである。片足を相手の足の外側から掛け、重心を崩して倒す[2]

柔道小外掛にあたる技である。

体を開かずに腕だけで投げに行く強引な投げ技に対しての非常に有効な逆転技の一つであり、上位力士が強引な投げで下位力士にこの技で負けてしまう波乱が起こる事もしばしばある。1939年1月場所4日目、それまで無敵の69連勝を続けてきた大横綱双葉山を、当時前頭3枚目の新鋭安藝ノ海節男が左外掛けで(翌日の新聞ではなぜか全て「右外掛け」となっている)下し、文字通り「世紀の一番」となった。この一番も頭を下げて食い下がる安藝ノ海に対し、体を起こそうと双葉山が腰高のまま下手投げを打った直後に決まったものである。

佐渡ヶ嶽(元幕内・阿久津川)は自ら主宰する一般向けの道場において、「倒れたときのケガの危険性がある」として外掛けを「禁じ手」とした。いっぽう、笠置山は佐渡ヶ嶽のこの指導方針に対し「何も知らない人でも、そういう立場になったら必ず足を絡みます。自然の行為を止める、これは一番いけないことで、興味というものがなくなって来る」「外掛けをかけられても怪我をしないような方法を考えるべき」として批判的にとらえている[3]

かつては安美錦が得意としており、横綱・朝青龍白鵬に対してこの技で勝った事がある。他にも豪栄道佐田の海もこの技を得意としている。

脚注

  1. ^ Mikinosuke KAWAISHI. Ma méthode de judo. Jean Gailhat(イラスト). フランス: Judo international. p. 40. "SOTO-GAKE" 
  2. ^ 『大相撲ジャーナル』2017年7月号 p75
  3. ^ 胎中千鶴著「叱られ、愛され、大相撲!」講談社選書メチエ、2019年9月10日発行。p.169~172

関連項目


外掛け

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/20 15:53 UTC 版)

四十八手」の記事における「外掛け」の解説

相手の足の外側自分に足をかけ、相手を転ばせる。横綱双葉山の69連勝ストップしたとき(相手安藝ノ海)の決まり手である。

※この「外掛け」の解説は、「四十八手」の解説の一部です。
「外掛け」を含む「四十八手」の記事については、「四十八手」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「外掛け」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「外掛け」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



外掛けと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「外掛け」の関連用語

外掛けのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



外掛けのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの外掛け (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの四十八手 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS