[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

八仙とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 人間関係 > 仙人 > 八仙の意味・解説 

はっ‐せん【八仙】

読み方:はっせん

[一]中国漢代八人仙人鍾離(しょうり)・張果老韓湘子(かんしょうし)・李鉄拐(りてっかい)・曹国舅(そうこくきゅう)・呂洞賓(りょどうひん)・藍采和(らんさいか)・何仙姑(かせんこ)。民間伝承親しまれ画題とされる。→飲中八仙

[二]崑崙(こんろん)山の八仙人の意》雅楽高麗楽(こまがく)。高麗壱越(いちこつ)調の小曲。舞は四人舞で、舞い遊ぶ姿を表す。崑崙八仙。ころはせ。くろはせ。鶴舞


はっせん 【八仙】

中国民間伝説にある八人仙人。男仙七人と女仙一人。→ 仙人

八仙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/27 10:08 UTC 版)

八仙絵図、船尾から右回りで何仙姑、韓湘子、藍采和、李鉄拐、呂洞賓、鍾離権、曹国舅、船外に、張果老

八仙(はっせん)は道教仙人のなかでも代表的な存在であり、中華社会のいかなる階層の人にも受け入れられ、信仰は厚い。日本における七福神のようなもので、掛け軸や陶磁器に描かれるめでたい絵の題材になるなど様々な芸術のモチーフとなっている。

構成

八仙のメンバーは時代によって異なっていたが、後述する小説『八仙東遊記』成立後は、以下の八人で固定された。

  • 李鉄拐(りてっかい、リーテッグァイ)または鉄拐李 (てっかいり、テッグァイリー)(賤)
  • 漢鍾離(かんしょうり、ハンツォンリー)または鍾離権(しょうりけん)(富)
  • 呂洞賓(りょどうひん、ロイドンピン)(男)
  • 藍采和(らんさいか、ランツォイウォー)(貧)
  • 韓湘子(かんしょうし、ハンシャンツー)(少)
  • 何仙姑(かせんこ、ホウシングー)(女)
  • 張果老(ちょうかろう、チャングォロウ)(老)
  • 曹国舅(そうこっきゅう、ツォウゴッカウ)(貴)

このうちいかなる戯曲作品にも固定して登場するのは李鉄拐、漢鍾離、呂洞賓、藍采和、韓湘子で、その他は何仙姑、張果老、曹国舅以外に、張四郎(『呂洞賓鉄拐李岳』)、徐神翁(『呂洞賓三酔岳陽楼』)、風僧寿や玄壺子(『西洋記』)、劉海蟾(『列仙全伝』)などを含む場合がある。

象徴

八仙はそれぞれが神通力を発揮する法器を所持しており、それらは暗八仙と呼ばれて八仙を象徴するものとして図案化されている。

  • 葫蘆(瓢箪) - 李鉄拐
  • 芭蕉扇 - 漢鍾離
  • - 呂洞賓
  • 花籃(花かご) - 藍采和
  • 笛 - 韓湘子
  • の花 - 何仙姑
  • 魚鼓(楽器の一種) - 張果老
  • 玉板(製の板) - 曹国舅

八仙東遊記

八仙を題材にした小説には、戯曲『八仙過海』を元にしたの呉元泰による『八仙東遊記』がある。『東遊記』『上洞八仙伝』『八仙出処東遊記伝』とも呼ばれる[1]

全五十六回から成り、前半は八仙の得道伝が、後半では八仙が東海を渡る際、彼らと四海龍王との間に起こった諍いについて語られている[1]

ある日西王母の宴に出た八仙たちは、蜃気楼を見るために東海へと遊びに出る。だがそこで、藍采和が乗っていた玉版が東海龍王の太子に盗まれ、藍采和は捕らえられてしまう。呂洞賓は龍王と争い、藍采和を解放させたが、玉版は返されないままだった。龍王たちの行いに怒った八仙は龍宮に押しかけるが、そこで呂洞賓が東海龍王の太子たちを殺傷したため、東海龍王は軍勢を出して彼らを討とうとする。八仙がこれに応戦し、東海一帯を焼いたため、東海龍王は他の南海龍王・北海龍王・西海龍王と協力して戦い、八仙を破った。だが八仙たちが海に泰山を落としたため、龍王軍勢はまたもや敗北し、四人の龍王たちは天帝に八仙の行いを訴える。かくして天界側からは・温・・馬の四大元帥が派遣され、また八仙側には斉天大聖が加勢し、騒ぎは大きくなっていく。

脚注

  1. ^ a b 余象斗他『四遊記』、1986年新1版、上海古籍出版社、P1。

関連項目

外部リンク


八仙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 23:47 UTC 版)

ハイガクラ」の記事における「八仙」の解説

八仙は国の地盤四方支えとして、四凶代わりに東西南北2人ずつ人柱として縛り付けられ役目負っている。また、国政関与している。 漢鍾離かんしょうり) 背が高い武骨な男性決まり事時間などに厳しく報告怠った西王母無礼な態度をとる一葉によく怒っている。天官長。 李鉄拐(りてっかい丸眼鏡をかけた男性ついているが、年寄りではない。鍾離の前で堂々と人の悪口言いその度睨まれているが、至って意に介していない。官長補佐藍采和(らんさいわ) 声 - 阿部敦 見た目小学生にしか見えないほど背が低いが、一葉師匠にあたり一通り礼儀作法や歌士としての役割教えた官長龍王師父であり、さらにその子供の龍生九子師父でもある。 国のため、人柱として白豪を捕縛した。他の八仙から弟子一葉のことを問われるも「知らない」との一点張り韓湘子かんしょうし) 髪が長い男性。八仙になってから日が浅いことが窺える。春猊を尊敬している節がある天官補佐何仙姑(かせんこ) 八仙唯一の女性姐御肌地官呂洞賓りょどうひん) つばのある帽子被った青年地官長。 張果老ちょうかろう) 目が隠れるほど大きな眉毛と、大きな髭を垂らした老人地官補佐曹国舅そうこくしゅう) 黒髪の青年地官

※この「八仙」の解説は、「ハイガクラ」の解説の一部です。
「八仙」を含む「ハイガクラ」の記事については、「ハイガクラ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「八仙」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



八仙と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「八仙」の関連用語

八仙のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



八仙の意味のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
中経出版中経出版
Copyright (C) 2025 Chukei Publishing Company. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの八仙 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのハイガクラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS