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佐藤進一とは? わかりやすく解説

佐藤進一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/30 14:05 UTC 版)

佐藤 進一(さとう しんいち、1916年11月25日[1][2] - 2017年11月9日[3])は、日本歴史家。専門は、日本中世[1]・中世法制史古文書学。学位は、文学博士(1961年)(学位論文学位論文「鎌倉時代より南北朝時代に至る守護制度の研究」)。中央大学名誉教授。東京大学教授・名古屋大学教授を歴任。

来歴

新潟県中蒲原郡新津町(現・新潟市秋葉区)生まれ[2]旧制新潟県立三条中学校4年修了後、1936年3月に旧制新潟高等学校文科甲類を卒業[4][5]。同年4月に東京帝国大学文学部入学[6]1939年3月に東京帝国大学文学部卒業[7]。卒業論文は「鎌倉幕府訴訟制度の分化」であった[8]

同年4月に東京帝国大学史料編纂所第十編部に採用される[2]1941年4月に第五編部に異動となる[2]が、翌1942年9月に応召して、東部第28部隊に入隊した。

終戦後の1946年9月、史料編纂所に復職[2]し、1948年2月から1954年3月まで史料編纂所文部事務官[9]1949年4月に法政大学文学部兼任講師(1975年まで)となる。同年8月には名古屋大学文学部併任助教授に就任した[2]1953年4月に東京大学文学部助教授に転じる[10]1954年4月から1969年3月まで史料編纂所に併任となる[11]1961年12月、「鎌倉時代より南北朝時代に至る守護制度の研究」により文学博士学位を授与される[12]1962年4月、東京大学文学部教授に昇進[10]1970年10月、東京大学文学部教授を辞職[10]し、1971年11月に名古屋大学文学部教授[2]1977年4月、中央大学文学部教授に就任し、10年後の1987年4月に定年退職した[2]

著作

共著

共編著

脚注

  1. ^ a b デジタル版 日本人名大辞典+Plus『佐藤進一』 - コトバンク
  2. ^ a b c d e f g h 佐藤進一 1987
  3. ^ 瀬田勝哉 2018
  4. ^ 『官報』第2758号、昭和11年3月14日、p.373
  5. ^ 新潟高等学校 編 編『新潟高等学校一覧 乙號 自昭和14年至昭和15年』新潟高等学校、1939年7月5日、154頁。NDLJP:1278467/82 
  6. ^ 『官報』第2802号、昭和11年5月8日、p.244
  7. ^ 『東京帝国大学一覧 昭和14年度』東京帝国大学、1939年12月15日、567頁。NDLJP:1466223/291 
  8. ^ のちに加筆して『鎌倉幕府訴訟制度の研究』として出版する)(佐藤進一 1987)。
  9. ^ 東京大学百年史編集委員会 1986, p. 229
  10. ^ a b c 東京大学百年史編集委員会 1986, p. 136
  11. ^ 東京大学百年史編集委員会 1986, p. 226
  12. ^ 書誌事項(CiNii Dissertations)”. 国立情報学研究所. 2017年6月24日閲覧。

参考文献

関連項目


佐藤進一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:59 UTC 版)

吾妻鏡」の記事における「佐藤進一」の解説

和田英松八代国治研究大正初期のものだが、戦後1955年の佐藤進一・池内義資編の『中世法史料集』の態度は「対応資料見出せない場合には一切吾妻鏡採録せず、後日研究俟つことにした」という非常に慎重なものであった。それは八代いうところの上述誤謬を糾し、粗漏除き」という作業如何に難しいかを物語っている。実際に『吾妻鏡』記述根拠とした「守護・地頭成立1185年説」がひっくり返ったのは、先に紹介した通りこの『中世法史料集編纂より後に起こったのである

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「佐藤進一」を含む「吾妻鏡」の記事については、「吾妻鏡」の概要を参照ください。

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