見えない地下を診る。そして、新たな地下利用技術を開発します
岩石実験ブロックでは、トンネル、地下発電所など既存施設での新技術の開発や、高レベル放射性廃棄物処分場などの新規の地下利用施設を対象にした研究開発に取り組んでいます。載荷能力の異なる試験装置を駆使し、地下深部の高圧力・高温下など、さまざまな条件における岩石・岩盤の力学・水理的物性を試験・評価します。
実験内容
- 三軸圧縮試験、三軸クリープ試験、疲労試験、曲げ試験
- 高圧下(最大80MPa)・高温下(最高200℃)での三軸圧縮試験、透水試験
- 載荷フレームと液圧発生装置を組み合わせた各種模型実験
施設の特徴
- 0.5MN、4.6MN載荷試験機
- 80MPa液圧発生装置
- 軟岩用三軸圧縮試験機(恒温室内)
- 可搬式載荷試験機
- 岩石成形装置(平面研削盤、カッター、ボーリングマシン)
実験例・成果例
- 大規模岩盤空洞を想定した岩石力学モデル構築のための基礎試験
- 都市地盤を想定した軟質岩の強度・変形特性の評価
- 繊維補強セメント系材料や木質材料の性能評価
- トンネル支保部材の力学特性の評価
- 放射性廃棄物処分施設を想定した岩石の透水性の評価