戦国時代に龍造寺隆信が北部九州を治めた拠点とされる白石町堤の須古城跡を見て学べるイベントが11月16、17日、同町で開かれる。見学会に加え、講演やパネル討議の研究大会で須古城と龍造寺氏の実像に迫る。31日まで参加申し込みを受け付けている。
国史跡指定を目指して調査を進めている白石町と北部九州中近世城郭研究会が開催する。見学会は16日午後1時から3時間半程度。発掘調査が行われている須古城跡や城下を回り、町教委の担当者が説明する。参加費(資料・保険代)500円。
研究大会は17日午前9時から午後4時半まで同町総合センターで開く。調査事業に携わっている宮武正登佐賀大教授が城郭、宮島敦子同大名誉教授が文献からの視点で龍造寺氏について基調講演。11時からは、出土した瓦や龍造寺氏の侵攻について3人が研究報告する。午後2時10分から講演者と報告者らが「龍造寺隆信の実像に迫る」「町づくりにいかす城館整備」のテーマでパネル討議する。資料代2千円。弁当(800円)の事前注文もある。
問い合わせは町生涯学習課、電話0952(84)7129。(小野靖久)
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