公立八女総合病院を運営する企業団(福岡県八女市と広川町で構成)は21日夜、赤字経営が続く病院の現状や課題を住民に説明する地域医療懇談会を初めて、広川町の町民交流センターで開いた。田中法瑞(のりみつ)企業長が講演し、移転新築を柱とする再整備計画案についても質問に答え、会場の住民ら約60人に理解を求めた。
田中企業長は、新たな感染症や災害、脳卒中、循環器病の救急対応など、不採算でも地域に必要な医療を提供する役割が公立病院にはあると強調。一方で、全国で多くの公立病院が赤字経営に陥っている現状を説明した。
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